家庭で出来る、お洗濯時の色落ち、色移りさせない方法とは(実験付き)

家庭で出来る、お洗濯時の色落ち、色移りさせない方法とは(実験付き)

皆さんこんにちは

ハピメイド手芸教室のmichiyoです。

 

ジーンズや濃い色のお洋服は、お洗濯の時にどうしても色落ちしますよね。

デニム素材の色落ちは独特な魅力のひとつでもあり、気にされない方も多いとは思います。でも他の衣類へ色移りするのは困りますので、皆さんきっと分けてお洗濯されていることでしょう。

 

入園入学グッズなどで「デニム生地」を使用した場合も、同様に色移りは心配ですね。

色落ちが心配な場合は事前に水通しをされるのが良いのでしょうが、何も気にせず作製してしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?

今日は、少しでも色落ち/色移りをさせないためのお洗濯の工夫についてご紹介します。



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例えばこんなケース。あなたならどうしますか・・・

Q.先週頑張って娘のレッスンバッグや巾着などを手作りしました。
ベージュのツイル生地に濃紺のデニム生地で切り替えを付けたのですが、制作後友達に「色移りしない?」と言われ、ハッとしました。確かに水通しについてはノーマークでした。
苦労して作ったのですが、今更手遅れですよね・・・

 

そうですね。

デニム生地にも、激しく色落ちするものと、そこまで気にしなくても良いものがあります。

ネットショップの生地屋さんでしたら、色落ちの可能性がある旨の記載をされているお店がほとんどですが、それにしても取り扱い生地の全点を自身で確認されているわけではなく、デニム生地や海外製の生地の場合に注意書きをされています。

見た目ではなかなか判断できませんので、もし余っている生地があるのでしたら、お洗濯のテストをされてみるのも良いでしょう。

 

水通しについては、縮みも考慮して行った方が良いのですが、

色落ちについては水通し一回で完全に無くなる訳ではありません。

それこそ10回くらいお洗濯を繰り返しても、まだ色が落ちる場合もあります。

 

例えばこちらのTシャツ、ある商品の景品として頂いたものですが、もう10回以上お洗濯を繰り返しているのに未だに激しく色落ちしています。

Tシャツの色落ち

元々はもっと真っ赤な色でした。

タグには『綿100%、MADE IN CHINA』の表記があります。

洗濯タグご参考までに、洗濯表示は旧JISですが、それぞれこんな意味があります。

・30度以内の水温で手洗い
・塩素系漂白剤はNG
・アイロンは中温(140~160℃)で当て布をする
・ドライクリーニングができる溶剤はパークロロエチレンまたは石油系のものを使用する
・絞ってはいけない
・日陰のつり干しがよい

ただ私も含めて、ほとんどの方は見ていないと思いますけどね。。

このような物でも、実はお洗濯の方法により色落ちが随分抑えられるのですよ。

 

家庭で出来る色落ちしないお洗濯のコツ

これからご紹介する方法により、色落ちや色移りの心配はほぼ無くなります。

どれも簡単な事ばかりですので、お試し下さい。

 

中性洗剤を使いましょう。

皆さんお洗濯洗剤はいくつ用意されていますか?

洗濯洗剤は下記のように、大きく分けて4つのタイプがあります。

 タイプ 用途の使い分け
中性洗剤 おしゃれ着など(色落ち防止)
弱アルカリ性の液体洗剤 色柄物のシャツなど
弱アルカリ性の粉末洗剤 汚れが目立ちやすいワイシャツやブラウスなど
弱アルカリ性の固形石鹸 靴下や襟の黒ずみなどの頑固な皮脂汚れ

洗濯洗剤は、用途に合わせていくつか用意しましょう。

その中でもおしゃれ着など、素材に影響を与えたくないものには中性洗剤を使用します。

アルカリ洗剤は汚れ落としもパワフルですが、同時に色も落ちやすいのです。

ご家庭では中性洗剤と弱アルカリ洗剤の使い分けに加え、漂白剤や柔軟剤なども合わせて5~6種類を用意するのが理想的と言われていますよ。

今回のTシャツの洗濯タグには「中性洗剤使用」の表記がありませんでしたが、ノウハウとして知っておくと良いでしょう。

 

摩擦などの負荷を与えない。

生地は刺激を与えると汚れも落ちますが、その分色落ちしやすくなります。

洗濯機で丸洗いするのが便利ですが、やはり色落ちが心配な生地はなるべく手洗いをして、時間も短時間でお洗濯しましょう。

汚れがひどい場合はつけ置きします。お湯の方が洗浄力は高まりますが、水の方が色落ちはしにくいです。

 

紫外線を当てない

水通しと同じように、陰干しが原則です。

ジーンズやTシャツの場合は、裏返してお洗濯をし、そのまま裏返しで干すのが基本です。

ちなみに、このTシャツは表のまま洗濯をしてそのまま干していました。

表は激しく色落ちしていますが、裏はそれほど落ちていません。違いは一目瞭然ですね。

色落ちさせない洗濯方法

 

色止め剤を使用する

色止剤というのは、繊維についた色素を落ちにくくさせるものです。

最初に一度色止めを行えば、その後は他のものと一緒にお洗濯してもほぼ色移りすることは無くなります。

このような色止め剤が市販されていますので、試されるのも良いでしょう。

素材や染め方によっても、成分が異なりますので選ぶ際は注意しましょう。

 

またご家庭にある「塩」「酢」も色止めに効果があります。

素材によって使い分けされるのが良いと言われていますよ。

木綿製品の色止め・・・【塩】
・中性洗剤:適量
・塩:水1リットルに対し、大さじ1
ジーンズなどの綿素材には、塩が効果的です。 上記の配合で良くかき混ぜ、押さえる感じで手洗いをして下さい。
シルク製品の色止め・・・【酢】
・中性洗剤:適量
・酢:水1リットルに対し、50ミリリットル
シルク素材の場合には酢が効果的です。 上記の配合で良くかき混ぜ、押さえる感じで手洗いをして下さい。 匂いが気になる場合はすすぎの回数を増やして下さい。

 

家庭の色止めについて、どれほど効果があるのかテストしてみました。

先ずは、先ほどの着古したTシャツを15センチ角に切ります。

色落ちのテストそれを下記の3パターンの液体に入れます。

  1. 色止めなし:お湯+弱アルカリ洗剤5滴
  2. 酢で色止め:お湯+弱アルカリ洗剤5滴+酢5ml
  3. 塩で色止め:お湯+弱アルカリ洗剤5滴+塩小さじ1

※今回は実験なので、色落ちしやすいように、熱めのお湯と弱アルカリ洗剤を用いました。

色止めの実験

液体に布切れを入れ、10回程度割りばしの先で押えてみます。

同じく10回程度かきまぜてみます。

はたして、変化があるのでしょうか・・・







5分後

塩、酢の色止め効果の実験

色止めしていないものは、かきまぜた瞬間から、色が落ち始めました。

とても10回以上お洗濯を繰り返した生地とは思えませんね。

一方、酢はわずかに変色したものの、ほとんど変化がないように見えます。

塩は、(塩を入れた段階で)白く濁って透明性は無くなりましたが、生地を入れても色が落ちた感じはなくほぼ最初の状態のままです。

4時間後

家庭で出来るお洗濯の色落ち対策4時間経過しても、酢/塩で色止めしたものはほとんど変化がありません。

 

更に、12時間、24時間と確認しましたが、色止めのないものは混ぜる度に色素が水に混ざっていく様子が伺えます。

一方、塩や酢で色止めしたものは変化がありません。

 

こんなにはっきりと差が出るのですね・・・自分でも驚きました。

色止め効果は絶大と言えるでしょう。

 

色移り対策

上記の色止めは、色を落とさない工夫でした。

一方、こちらは落ちてしまった色を、他の布や衣類に付着させないものです。

「ドクターベックマン」はシミ取り用品で有名なドイツメーカーです。

この商品の中身はシートタイプになっています。

使い方は、洗濯物の中にシートを1枚一緒に入れるだけ。例えば赤いシャツと、白いシャツを一緒に入れても大丈夫です。

落ちてしまった色はこちらのシートに素早く吸収され、他の衣類に付着されることがありません。

時短用の便利グッズとして注目されていますが、今回の一体化されたレッスンバッグなどにも効果が期待できそうですね。

ちょっとしたコツと便利グッズをご紹介しましたが、これだけ知っておけば色落ちも怖くありませんね。

今日は、色落ち/色移りさせないご家庭のお洗濯方法のご紹介でした。
それではまた・・・

 

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