寝苦しい熱帯夜、エアコンに頼る前に冷感シーツを考える!(その1)

寝苦しい熱帯夜、エアコンに頼る前に冷感シーツを考える!(その1)

皆さんこんにちは

好きな季節と聞かれれば、迷わず「夏」と答える私。

夏の大好きなmichiyoです。

 

「梅雨明けしたとたんに雨が降りだす」という、訳の分からない天候が続きましたが、いよいよ夏本番となりましたね。

 

前回、夏のパジャマに最適な生地 についてご紹介しました。

今回は同じく、夏におすすめな寝具についてご紹介します。

 

皆さん夏の寝具は、何を使われていますか?

私はお布団ももちろん変えますが、シーツを「麻」に変えています。

麻の中でも、亜麻(リネン100%)のシーツは、サラサラした感触で「女性や赤ちゃんのお肌」にもとても優しいんですよ。

 

リネンの素晴らしさは、寝具専門店でもさんざん紹介されておりますので、今更説明するまでもないですが、高温多湿の日本ではベストな生地だと言われていますね。

触れた時の肌触りとひんやり感、汗の吸収&発散のスピードは抜群です。

 

ちなみに私は、基本エアコンを使用していません。

(健康のため・・・と言いたいのですが、単純にエアコンがないだけです)

窓を開けっぱなしにして、自然の風で凌げるのも田舎ならでは。

 

夏は避暑地のように涼しかったこの辺りも、温暖化の影響か年々暑くなってきています。

「そろそろエアコン欲しいなー」なんて会話も毎年出ていますが、がまんがまん!

 

ところでこんなにも素晴らしいリネンシーツですが、唯一とも思える欠点は、お値段が高いことでしょうか・・・

 

サイズにもよりますが、良質なものは普通に数万円します。

リネンの生地は、130~150センチ程度の幅広で販売されていることが多いので、ミシンのある方は、自分でシーツを作るのが良いでしょう。

そんな方に今日はリネンの選び方についてご紹介します。

リネンの選び方

どこの産地が良いの?

「アイリッシュリネン」「フレンチリネン」などと謳われていると、何だか高級そうなイメージがありますよね。

これらの名称は、もともと産地を表していました。

  • アイリッシュリネン:アイルランド産
  • フレンチリネン:フランス産

日本の電化製品に品質の良いイメージがあるように、アイルランド産のリネンは最高品質だと言われていた時代があります。

 

もちろん、当時は亜麻(あま)の栽培に始まり、紡績・織布までを高度な技術を用い、一貫して生産されていました。

ところが何でもコストダウンが優先されて、生き残りが厳しい時代なのは世界共通です。

アイルランド産の糸というものは、今では生産されておらず、見られるのはコストの安い中国や南アフリカで生産された糸を使って、織られた生地ばかりです。

今でいうアイリッシュリネンは「最後の工程だけをアイルランドの関連工場で仕上げた生地」といったイメージですね。

※これらは「日本産」の表示でも同じことが言えます。

 

そのため、アイリッシュリネンと言っても、メートル2,000円程度の比較的安価で市販されているものもあります。

まあ、それでも十分高いんですけどね・・・

それらは品質も決して悪いわけではありませんが、本当の意味での希少なアイリッシュリネン(数万円)とは異なるものと思った方が良いです。

 

アイリッシュリネンのブランド力は未だ健在ですが、販売戦略的な要素が多いのでそこまで気にしない方が良いかも知れないですよ。

 

薄さはどれくらいが良いの?

糸の太さは番手で表されます。数字が大きくなるほど細くなります。

アイリッシュリネンが最高品質と人気を博した当時、糸は140番手という超極細でした。今では世界を探しても見られず、現存するのは林与さんくらい?と言われています。

普通にリネン100%として流通するものの多くは、40S(番手)か60Sくらいです。中には80S、100Sといったものもありますが、かなりの薄さになります。

40Sが「やや薄手」、60Sが「薄手」で向こうが透けるくらいと思えば良いでしょう。

 

シャンブレーとは何?

リネンを探していると「リネンシャンブレー」という生地がありますね。

シャンブレーとは、ヨコ糸に「白糸」を使って織った生地を言います。

織り目を拡大するとこんな感じです。

リネンシャンブレー

良く「ナチュラル感」と表現されることが多いですが、自然な風合いとなります。

爽やかで涼しげな印象を持たせることができ、もともとの麻のイメージに更に清涼感を持たせます。

 

 

私もリネンに関しては、かなりの数の問屋さんを回って、気に入る生地を比較検討してきました。

今でも新しい品番が出るたびに、サンプル帳を取り寄せています。

そして分かったことは、本当にそれぞれ風合いが異なると言う事です。

同じような原産国、番手であっても、しなやかさや肌触りが微妙に変わってくるんですよね。

そして生機(きばた)がなくなると、また最初から選びなおしです。

 

ネット通販でも簡単にリネンは探せます。ただ初めて購入するときは少し冒険ですね。

数多くの生地の中でも、特にリネンに関しては、目で見て手で触ってお選びになることをおすすめします。

 

次回は、今注目の冷感生地についてご紹介します。

それではまた・・

 

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