こんなに快適!布ぞうりの作り方

こんなに快適!布ぞうりの作り方

皆さんこんにちは

ハピメイド手芸教室のmichiyoです。

 

先日主人が、突然「布ぞうりが欲しいんだけど・・・」と言い出しました。

欲しいと言うのは、買うのではなく、「余っている生地で作って!」という意味らしいです。

 

私はほぼ一日中ミシンを踏んでいますし、主人はパソコンと対峙しています。

二人とも日頃は、ルームシューズやスリッパを履いていて、季節により取り換えています。

どうやらこれから先の暑い時期に向け、室内でも快適そうな「布ぞうり」が欲しくなったようです。

 

手芸はいろいろやったけれど、草履は作ったことがないなーと言った所、

「俺作ったことがあるよ!」という驚きの返事が。

どうも子供の頃、工作で祖父と「わらじ」を編んだことがあるのだとか・・

 

どんだけ田舎やねん!と言う話ですが、ここ飛騨高山はそういう伝統と文化の街なんですよね。

だったら自分で作れば・・と思うのですが、作り方は完全に頭から消え去ったようで、結局いつものように私が作ることとなりました。

 

本で調べたのですが、草履って色々な作り方があるんですね。

布ぞうり作り方の本

本にはカラフルでカワイイ布ぞうりがいっぱい。編み方もどうやら一種類じゃないようです。

材料も、定番のわら以外でニット、タオル、綿、麻、ガーゼ、サッカーなどがあり、それぞれ趣きが変わってきます。

布ぞうりの歴史はそんなに古くなく、洋裁・古布研究家の小石正子さんが1998年に古布の再利用として考案されたのが始まりのようです。

その後健康や環境にも良いということで全国に広がりましたが、その普及に一役買ったのが
「ささゆりの里布ぞうり研究会」という団体です。

今では全国へ作り方の指導に出向いていらっしゃいますが、所在をみたら何と同県の恵那市じゃないですか・・・

岐阜県恵那市と言えば、ここ高山からは2時間半程度の距離と近く、しかもNHKの朝ドラ「半分、青い。」の舞台となった岩村町のあるところです。

草履づくりのことは一瞬忘れ、栗きんとんや五平餅など、お目当てがたくさん頭に浮かびます。

という訳で前置きが長くなりましたが、プチ社員旅行として「布ぞうり作製体験ツアー」に行って参りました。

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布ぞうりの作り方

今回、作り方を指導して下さいましたのは、「布ぞうり絆の会」会長の三宅明さん、「ささゆりの里布ぞうり研究会」会長の三宅弥生さん、そして中垣先生の3名です。

先ずは、材料選びから。

いくつかの組み合わせの中から、好みのものが選べるようになっています。

今回は、主人の希望で絣(かすり)柄の生地を選びました。

編み紐や鼻緒は、生地を裁断して一から作るのですが、今回は既に作成されたものが準備してあります。

布ぞうりの材料

実はこの編み紐の仕立てにもいろいろありまして、簡単なのはTシャツなどを裁断しただけの物。

ニット地の場合は、切りっぱなしでも両端を引っ張ればくるりと回りますので、そのままで良いそうです。

以前紹介したズパゲッティでも作製できます。

布地の場合は、バイアステープを作る要領で裁断面を処理します。

また袋縫いして、中に荷造りテープなどを入れると軽くてしっかりしたものになるそうです。

なるほど編み紐の作り方だけでも、大分雰囲気や履き心地が変わりそうですね。

今回は、袋縫いしたものに生地を折り曲げて通したものを使用しました。

 

次に道具や使い方についても説明を受けます。

布ぞうり作りの道具

昔は、両足の指に挟んでわらじを編んでいましたが、今は便利な編み具を使用します。

ご家庭でやる場合には、100均でも販売しているCクランプが3つあれば対応できると教えて頂きました。

一通り説明を受けたところで、いよいよ編んでみます。

布ぞうりの編み方中垣先生に通し方を習いながら、つま先の方から順番に編みはじめます。

ん?最初のつま先のスタートはちょっとややこしいですね。

プリントや、先ほどの紹介本には詳しく書かれていますが、何度かやらないと覚えられないです・・

途中からは、普通に規則正しく運針のようにして編んでいきます。布ぞうりの作り方

編み紐が2メートルくらいと長いため片手では通しにくいのですが、中辺りを右手で持って通すと、スムーズに行えると教えてもらいました。

慌ててどんどん先へ進まず、一列ごとにしっかりと指先で詰めるのがポイントです。

あまり、左右の横方向へは強く引っ張らず、手前に引きながら編みます。

布ぞうりの作り方

今回は男性用なので、幅も広くしないといけないのですが、女性の手では油断するとすぐ狭くなってしまいます。

最初は、小さなものにすれば良かったと少し後悔・・・

布ぞうりの作り方端の網目のラインをきちんと揃えたいのですが、なかなか思うようにはできませんね・・・

やはり指の幅と引っ張る感覚が安定していないのでしょう。だんだん、いびつな形になってきます。

気持ち的には最初からやり直したいものの、そんな迷惑もかけられずこのまま進めます。

それでも何とか形だけは出来てきましたので、大きさを確認しながら鼻緒の付け方を習います。

布ぞうりの作り方

かかと(ゴール)が近付いてきました。

ここからどうやって丸めるのでしょう。

布ぞうりの作り方

ロープをかけ替え、つま先側のロープを引くとかかとがきれいに丸まります。

なるほど、ちょっと気持ちいいですね。

こうしてやってみると、毛糸の編み物に共通したテクニックが随所に見られます。

布ぞうりの作り方

草履の形になってきました。

仕上げとして、裏側に出た編み紐の不要な部分を処理します。

(途中で編み紐をつないだ場合は、この作業がなくなります)

今回は、鉗子(かんし)という道具を使って内側へ布端を引っ張り込みます。

布ぞうりの作り方

鉗子は初めて使いましたが、確かに作業しやすいですね。ない場合にはかぎ針などを使います。

布ぞうり制作道具
手作りの大きなループタナ―と鉗子

最後に鼻緒の処理をして完成です。

鼻緒の裏処理は時間があれば布で隠しますが、今回は簡略した処理です。

布ぞうりの作り方

う~ん、イメージしていたものとはクオリティーが違う気もしますが、初めてではこんなものでしょうか?

 

ちなみに三宅明さんは、全国布ぞうりコンテストの実行委員長も務めていらっしゃいます。

コンテストは今年で12回目を数え、環境大臣賞をはじめ、小石正子賞杉澤周子賞市ノ瀬絵里子賞蔭山はるみ賞など名だたる作家さんの受賞作品が店内に所狭しと飾られています。

どれも創意工夫がみられる独創的な作品ばかりで、見ていて楽しくなります。

私も参加を勧められましたが(笑い)、まだまだ修行が必要そうですね・・

また、東日本大震災の被災者の方が支援物資の衣料を有効活用しようと串原を訪れたのがきっかけで、福島県の方々とも交流があるのだとか。

復興に向け何かできないかと言う思いから、コンテストで集まった布ぞうりの寄贈などもされており、今では両町との間に強い「布ぞうりの絆」があるそうです。

 

また当日偶然お会いしたのですが、町内で100歳を超える方もここで布ぞうりを編んだ事があるそうです。

大変お元気な方で、やはり手先を使う手芸は元気の源であると改めて感じました。

布ぞうり作製体験
三宅さん、中垣さんと記念にパチリ!

肝心の履き心地なんですが、これ気持ちいいですね。

適度なデコボコ感が足裏のツボに当たるような気がして、確かに健康にも良さそうです。

夏場でも汗でベタベタしませんし、歩く音も静かです。

汚れたらネットに入れて洗濯するだけ。中に荷造りテープを入れたものは、洗っても直ぐに乾くそうですよ。

主人も満足の様子でしたので、自分用には三宅弥生さんが作った綺麗な「串ッパ」を買って帰りました(笑い)

布ぞうり研究会ってどんなところ

マレットハウス

ささゆりの里布ぞうり研究会(会長:三宅弥生さん)
岐阜県恵那市串原3111-4
電話:0573-52-2960

今回体験した【布ぞうり教室】はマレットハウス内で受けられます。

約2時間くらいの所要で教材費込み2,000円となります。原則2~3日前の予約制ですが、タイミングが合えば当日でも対応可能だそうです。

全国布ぞうりコンテスト

温泉施設やキャンプ場などと併設されていますので、お子様連れやご家族で行っても楽しめます。

また、近くには日本大正村や、朝ドラのロケ地となった岩村の古い街並みもありますので、一緒に散策するのも良いでしょう。

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