帯バッグの作り方(思い出の帯をリメイクしよう)

帯バッグの作り方(思い出の帯をリメイクしよう)

ハピメイド手芸教室のmichiyoです。

 

皆さん着物がタンスの肥やしになっていませんか?

もう使う事はおそらくないと思えても、着物や帯は代々受け継いできたり、思い出の品だったりしてなかなか処分出来ないものです。

元々は数十万円~数百万円の価値があったものですから尚更ですよね。

 

私も以前思い切って断捨離を行い、着物買取りサービスを利用して見ました。

その時の記事はこちらですが、手放すにはなかなか勇気がいるものです。

着物買取りサービスを利用したら「驚きの価格で売れた!」のでご報告

そんな時におすすめなのがリメイクです。

形を変えることにより、もっと身近に思い出の品を置いておくことが出来ます。

帯や着物のリメイクはたくさん種類があり、専門店もあります。プロにお任せするのも良いですが、手芸好きな方は是非自分で手作りして見て下さい。

今日は、その中でも実用的なアイテム「帯バッグ」についてご紹介します。

帯バックを手作りしよう!

帯バッグの作り方

帯にも種類がありますが一般的な袋帯で六通柄(ろくつうがら)の場合、1本の帯からバッグが2~3個+ポーチが1個程度作製できます。

バッグも和装した時に似合うものから、普段使い用のクラッチバッグなど好みに合わせて作製すると良いでしょう。

元々の帯の幅が決まっていますので、あまり大きなものは作成できませんが、合皮などと組み合わせれば大きさや形のバリエーションも増えます。

 

ブランドの皮革バッグのようなしっかりしたバッグをイメージした場合、デザインによっては「腕ミシン」や「ポストミシン」と呼ばれる立体縫製のできる工業用ミシンが必要となります。

マチなどの処理方法にこだわらなければ、家庭用の普通のミシンだけでもバッグは作製できます。

でも家庭用ミシンの場合は、そこそこのパワーがある厚物対応でないと厳しいですね。

出来ればこちらで紹介したような厚物対応の職業用ミシンが欲しいところです。

特に昔の古い帯は重さもあり、生地も分厚くなりますので縫製が難しくなります。

帯バッグの作り方

先ずは、帯をリッパーや目打ちを使用して表地と裏地に解体します。

裏地や中無地(柄の無い部分)は、そのまま内布やポケットに利用できます。

中古の帯は、結構クタクタになっていますので、スチームアイロンで伸ばしておきましょう。

 

表地には接着芯を貼ります。

しっかりさせたい場合には、2重に貼っても良いです。

付け方はこちらを参考にして、付けた後は一日放置して下さい。

 

好みにより、マチを付けたり合皮と組み合わせたりします。

しっかりと立たせたい場合には小判底にすると良いですね。

 

持ち手には合皮、共布、帯紐、竹などを使います。

グッチなどのブランドバッグにも竹(バンブー)が使用されたモデルがありますが、やはり和のものと竹は相性が良いですね。

ただ竹を使う場合には、年月とともに真っすぐに戻ろうとしますので、保管時には開かないように、バンドなどで固定してあげてください。

帯バッグの持ち手(バンブー)

内側には、ポケットや鍵用のホルダーなどを付けるとより実用的ですね。

帯バッグの作り方(内側)

帯バッグは海外でも人気のアイテム?

日本の着物や帯は、うっとりするほど美しく、海外の方からも人気があるんですよ。

民族衣装は、文化を知る上でも旅行の楽しみのひとつですが、晴れ着などの日本の着物はとても魅力的に映るそうです。

ただ、帰国後は日本以上に着る機会がないこともあり、帯バッグなどをお土産に買って帰られる方が多いですね。

人気の帯バッグ(リメイク)上記のものもこれから、飛行機に乗って海外へと飛び立ちます。

日本で活躍した帯が、形を変えて海外で使用されるのはロマンを感じますね。

 

今日は帯バッグのリメイクのお話でした。

それでは素敵なソーイングライフを・・・

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