ブロード・シーチング・CBポプリンとは?生地の違いと特徴

ブロード・シーチング・CBポプリンとは?生地の違いと特徴

皆さんこんにちは

ハピメイド手芸教室のmichiyoです。

 

これまで、入園入学グッズとしても良く利用される、オックス帆布カツラギについて紹介してきました。それぞれハッキリ特徴のある個性的な生地でしたね。

今日は、ブロード・シーチング・CBポプリンについて一気にご紹介します。

なぜ、まとめて紹介するかと言うと、上記の生地は織り方が似ていて、対比してみた方が解りやすいからです。(決してめんどくさいからではありませんよ・・・ハハ)

それでは早速特徴を見てみましょう。

ブロード・シーチング・CBポプリンとはどんな生地?

ブロード・シーチング・CBポプリンについて共通して言える事は平織であることです。

平織とは数ある織物の中でも、もっともポピュラーで丈夫な織り方でしたね。

天竺木綿の織り方

それでは、3つの生地の違いは何なのでしょうか?

それは、使用している糸の太さと織る時の密度、そしてメーカの好み?によります。

 

平織の代表ブロード生地

Yシャツとして有名なブロードですが、糸は40番~60番手と言う比較的細い糸で織ってあります。(更に細い糸になるとローンと呼ばれます)

織り方の密度は高く、特にタテ糸に比べてヨコ糸を密に織るため、ヨコに畝が見られる場合があります。タテ糸に双糸を使う場合もあります。

シーチングに比べると細い糸で細かく織ってあるイメージで良いと思います。

サテン(朱子織)ほどではありませんが、細い糸で密に織るとしなやかで光沢感のある生地となります。

昔はブロードと言えば羊毛で、未だにそのような説明サイトも残っていますが、現代では綿生地でも密な平織は「ブロード」として販売するのが普通です。

尚、綿ブロードに対しTCブロードはポリエステルを含んだ生地を指します。安価で皺になりにくい利点がありますが、風合いが異なりますので注意が必要です。

お値打ちで使い勝手が良いシーチング生地

シーチングは20番手位の比較的太い糸を使って織っています。

織り方の密度は低く、通気性の良い生地です。

ブロードに比べると太い糸で粗く織ってあるイメージで良いと思います。

参考までにシーチングはシーツとしても有名ですが、高級なシーツになるともっと細い糸を使っています。だから厚みも色々で薄いシーチングもあります。

また、生地屋さんには仮縫い用のシーチングが売られている場合があります。これはお洋服などを始めて作る時の試作用の生地で、上記とは違い染色などのコストを極力抑えた生地となっています。薄地と厚地があります。「安いので飛びついて買ったら糊がバリバリで使えなかった・・・」なんて失敗談も聞きますので用途に注意して下さいね。

CBポプリンとは(シービーポプリン)

ポプリンはブロードと同じ意味で使われています。

  • ポプリン・・・ヨーロッパ名
  • ブロード・・・アメリカ名

ですからブロードの販売コーナーには括弧でブロード(ポプリン)と表記してある場合が多いです。

それではCBポプリンはブロードと同じかと言えばちょっと違います。

CBポプリンはシーチングと同じ位の太さの糸を使っていますので、実際販売されている商品を見ても厚みはシーチングと同じくらいか、やや厚めとなります。

実際仕入れ先に確認しても、シーチングとCBポプリンは生産者(メーカ)の好みで命名されている場合が多いようです。

こちらも、オックスやシーチングなどと同じく、子供向けのかわいいプリント柄がたくさん販売されています。

入園・入学アイテムとしてもおすすめの生地

今回はブロード・シーチング・CBポプリンについてまとめて紹介しました。

何れも綿100%、薄地~中厚として販売されています。

厚みで言うと、ブロード<シーチング<CBポプリンです。(但し、使用する糸の番手によっては入れ替わります)

3つとも入園・入学グッズには大変使い勝手の良い生地です。

特にキッズが喜ぶキャラクタープリントはシーチングやCBポプリンに多いですね。

 

例えば、巾着・ランチマット・エプロン・スモックなどなど。

家庭用ミシンでもスイスイ縫えます。

レッスンバッグに単体で使用するには薄すぎますが、切替や裏地には最適です。

オックスとは・・・
帆布(ハンプ)とは・・・
カツラギとは・・・
ツイルとは・・・
キルティングとは・・・

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