家庭用ミシン糸の種類と選び方

家庭用ミシン糸の種類と選び方

皆さんは、ミシン糸を使い分けていますか?

糸は生地の素材や厚さによって変える必要があります。

 

例えばミシン糸で有名なシャッペスパンの60番があれば、巾着などそこそこの物は対応できますよね。

糸調子も合いやすく、家庭用ミシンに対応した初心者にもやさしい糸です。

但し、全ての生地に万能と言う訳ではありません。

色々な作品を作成する為には、やはり生地に合った糸を使い分ける必要も出てくるでしょう。

 

また、ミシンに慣れてくると、縫製自体の品質、例えばパッカリング(縫い縮み)を無くしたり、より縫い目を綺麗にするなどの見た目の欲も出てきますね。

もちろん、ただ形的に縫えただけではなく、強度も必要となってくるでしょう。

 

色々な裁縫を楽しむ為には、糸についても種類や特性を理解しておいた方が良いです。

 

今回は、家庭用ミシン糸の選び方の基礎についてご紹介します。

 

ミシン糸の選び方のポイントは、下記の3つになります。

  • 種類(素材・繊維タイプ・伸度など)
  • 番手(太さ)

先ず、糸の種類を決め、次に太さと色を選びます。



ミシン糸の種類

現在たくさんの糸が販売されていますが、あまりにも種類が多すぎて迷いますよね。

そんな時は下記の4つの要素より選んでいくのが良いでしょう。

  1. 素材:天然繊維 or 合成繊維
  2. 繊維タイプ:スパン糸 or フィラメント糸
  3. メーカ特性:伸度など
  4. ボビン形状:家庭用 or 工業用

 

1.ミシン糸の素材について

ミシン糸にも、絹・綿・麻と言ったいわゆる天然の糸と、石油から作ったポリエステルやナイロンなどの合成の糸とがあります。

  • 天然繊維:絹糸、綿糸、麻糸など
  • 合成繊維:ポリエステル、ナイロンなど

何でも天然素材の方が良いように思えますが、天然繊維は強度や耐久性が弱い事もあり、ミシン糸について現在の主流は合成繊維となっています。特にこだわりがなければポリエステルなどの合成繊維が使いやすいかと思います。

 

2.繊維タイプについて

◆短繊維の糸をスパン糸と呼びます。

綿糸は、植物のわたを集めて撚って糸になっています。このように短い繊維を束ねて撚って作られるのがスパン糸です。

⇒柔らかい風合いで縫いやすいのが特徴です。

 

◆長繊維の糸をフィラメント糸と呼びます。

絹糸は蚕の繭から作られていますが、蚕の繭は1個で1.5㎞にもなります。このように一本の長い繊維で作られるのがフィラメント糸です。(テトロン糸とも呼ばれます)

⇒光沢があり、強いのが特徴です。

 

3.メーカ特性について

各メーカごとに、ウーリーやレジロンを始めレザーやジーンズ用など、伸度や強さなど用途に応じた専用の糸が販売されています。

生地や縫い方により選びましょう。

 

4.ボビン形状について

針は、家庭用ミシン・工業用ミシンによって分かれていますが、糸には絶対と言う決まりはありません。家庭用糸は数百メートル・工業用糸は数千メートルで巻かれています。

ある程度使用する場合は、工業用の方がお値打ちとなり、工業用から選ぶのも有りですね。

但し、家庭用ミシンは小さなボビンを想定していますので、工業用糸を使用する際は、別途下記の様な糸立てを用意する必要があります。

実は針と同じく、糸も工業用の方が種類や色が豊富にあります。

例えば、家庭用糸では解決できなかった問題も工業用糸ではクリアできる場合も少なくありません。

 

 

用途による糸の使い分け

糸を選ぶには、まず、縫う生地の性質を知っておく必要があります。

それでは、各用途別に使用する糸を選んでみましょう。

 

綿素材で伸びない生地はこちら

オックスや、シーチングなど、綿素材で伸びない生地を縫う場合はスパン糸が適しています。

コットンや、似た風合いの生地にはこちらの糸がおすすめです。

⦿シャッペスパン#60

 

絹素材で伸びない生地はこちら

シルクやサテンなどにはフィラメント糸が適しています。

光沢のある生地にはこちらの糸がおすすめです。

⦿ファインミシン糸

 

天然素材にこだわるならこちら

天然素材の糸をミシンで使うには多少の技術を要します。特に綿糸(コットン・カタン)は切れやすいのでお使いのミシンによっては難しいかも知れません。

天然素材にこだわる方はこちらが良いです。

⦿絹100%ミシン糸

フジックスタイヤー絹ミシン糸 1
価格:216円(税込、送料別)

⦿綿100%ミシン糸

コットンミシン糸 60/150m
価格:162円(税込、送料別)

 

ニットなど伸びる生地はこちら

洋服や水着などに使われるニット生地のような伸びる素材は、糸も伸びる糸を使用します。

そうでないと、伸ばした時に糸が切れちゃいますよね。

伸びる生地(ストレッチ素材)にはこれらの糸がおすすめです。

⦿レジロンミシン糸

⦿エッフェル

ロックミシンで巻きロックをするならこちら

ロックミシンは、用途により糸を変えます。

解れ止めや、合わせかがり縫いの場合は、スパン糸をセットします。

巻ロックなどの場合はウーリー糸を使用します。

⦿ウーリーロックミシン糸

 

その他用途に応じて使い分け

他にも、色々な用途に糸が用意されています。但し、ミシンの性能によっては使えない場合もありますので注意が必要です。

⦿キングレザーミシン糸

キングレザーミシン糸#30/200m
価格:276円(税込、送料別)

⦿ジーンズステッチミシン糸

 

透明糸

透明糸は、色を選ぶ手間が省け、たくさんの色が混じった生地にも自由に使えそうです。

但し、ミシンで縫うには技術が必要なのと、ミシンの故障の原因にもなりますのであまり多用しない方が良いでしょう。

⦿モノカラー

モノカラー60番300m C/クリア FUJIX
価格:234円(税込、送料別)

 

糸の太さ

糸の断面は綺麗な円ではありません。よって太さは、直径や面積ではなく、長さや重さを基準にして計算されています。

スパン糸やフィラメント糸などにより規格が異なり単純な比較ができません。

代表的なシャッペスパン糸は、下記の様な番手で表され、数字が高くなるほど糸は細くなります。

◆シャッペスパンの糸の太さ

生地厚 布  地
90番 #9 薄地 ガーゼ、ローン、チュールなど
60番 #11 普通地 オックス、ブロード、リネンなど
30番 #14 厚地 厚物キャラコ、防水布など

 

※フィラメント糸はテックスやデニールといった単位で太さを表します。

こちらは逆に数字が高くなるほど糸は太くなります。

糸の色

ミシン糸の色については、各メーカにより色番号が違います。

又、同じメーカでも種類によって染色の仕方が異なる為、番号も統一がありません。

特にネットで頻繁に購入する方は、各糸の種類ごとの色見本帳を入手しておくことをおすすめします。

また、ボビンで見た糸の色は重なっている為、一本の状態よりも濃い色に見えています。

生地にボビンを当てて色を比べる際は、生地よりもやや濃いめの色を選ぶと良いです。

 

⦿シャッペスパン ミシン糸見本帳 300色 フジックス

 

最後に、

糸は針と同じく品質に影響する材料です。あまり安さだけを求めると思わところでトラブルに悩まされます。

自信の無い方ほど、信頼のおけるメーカ品の購入をお勧めします。

 

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