ループ返し(ループターナー)の使い方、間違えていませんか?
皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
手芸・お裁縫をやっていると良くループを返す(表に返す)作業がありますよね。
例えば、バッグの持ち手の作製や、共布で紐を作る場合など・・
最初は身近なもので何とか代用できないかと、割りばしや竹串などで焦っては見たものの、細長いものなどは難しくて、結局市販のループ返しを購入する方も多いのではないでしょうか?
ある程度太ければ、気合と根性で返せるのですが、細くて長くなるとやはり道具が欲しくなりますね。
ところで市販の「ループ返し」うまく使いこなせていますか?
いろんな方とお話ししていると、持ってはいるものの使い方が良く解らない方も多いようです。
今日は、ループ返しを購入したものの上手く使えない方のために正しい使い方を説明します。
市販のループ返しの種類
先ずは市販のループ返しの種類ですが、有名なのはクロバーと河口の2社ですね。
クロバーループ返し
クロバーは、長いタイプと短いタイプの2本組で販売されています。
河口製ループ返し
河口製は、「ループターナー」と「ループ返し」という異なる名称で販売されていますが、中身は全く同じものです。
「ループターナー」は洋裁用品売り場用として、「ループ返し」はパッチワーク用品売り場用としてパッケージを分けているそうです。
何れも、ループ返し一本にゴム通しが付いています。
ループ返しの正しい使い方
ループ返しのコツは、爪(レバー/ベラ)をしっかりと生地に刺すことです。
この作業をせずにフックに引っ掛けるだけだと失敗する確率が高くなります。
たまたま最後まで返せればラッキーですが、途中で外れると、元に戻すのに更なる労力が要ります。(太ければ思いっきり振れば戻ります)
なぜ説明書きがあるのに、使い方を知らない方がいるのか、ちょっと不思議でもあったのですが、実は河口製の説明書には「爪を布に刺して使う」という説明がなかったんですよね。
(メーカ曰く、今はパッケージのリニューアルと共に、わかりやすくするために表記が追加されています)
※下記は河口製の以前の説明書です。
他にも、買って直ぐにパッケージを捨ててしまう方もいるかも知れませんね。
更に具合の悪いことにネットで使い方を説明しているサイトにも、先端のフックに引っ掛けて引っ張るだけの説明を多く見かけます。
なるほど、だから知らない方が多い!?
そんな訳で今回わざわざ記事にしてみました。(当たり前に知ってる方には長々とすみません)
ループ返しは、使っているとだんだん爪が刺さりにくくなり、やがては取れてしまいます。
ココだけもっと丈夫だといいのにな~
キルティングの共布紐の返し方
ループ返しで大変なのは、細い紐・長い紐ですが、同じくキルティングなどの厚い生地も裏返し難いですね。
私はキルトの場合は、アクリル紐を袋に通し、先端を少しだけ縫って引っ張るやり方で裏返しています。
道具も不要で簡単に出来ますよ!
今日はループ返しの使い方のご紹介でした。
それではまた・・・