ミシン
おすすめミシン特集
ここではあなたに合ったミシンの選び方とお役立ち情報をまとめました。
家庭用ミシン
- ミシン選び方アドバイス
- レザークラフト(革用)ミシンの選び方
- 糸調子の合わせ方
- 下糸の糸調子合せについて
- 自動糸切について
- 押さえ圧調整について
- 縫い目の長さについて
- フットコントローラーについて
- プーリーについて
- 押えの使い分け
- 三つ巻き押えの選び方
- 針の折れる原因と対策
- 針板の傷について
- 目飛びの原因と防止策について
- 内釜について
- ボビンの選び方
- ボビンについて
- ミシン糸の選び方
- 糸の寿命はいつまで
- 工業用糸を使うメリットについて
- 糸の止め方について
- 糸のネットについて
- ミシン針の選び方
- ミシン針の滑りを良くする方法
- 真っすぐ縫う方法について1
- 真っすぐ縫う方法について2
- マグネット定規の選び方
- ミシンのメンテナンス
- ミシン掃除の注意点
- ミシンの記録について
- 保管場所について
- ミシン故障時の修理店の選び方
- 返し縫のポイント
- 厚物縫いについて
- ジーンズの裾上げ方法について
- 合皮などの縫い方
- スパンコール生地の縫い方
- カーテンの作り方
- 裁ち目かがりとは
- 閂止めとは
職業用ミシン
ロックミシン
刺繍ミシン
01.ミシンとは
ミシンは布、皮、紙、ビニールなどを糸で縫うのに使われる機械のことです。
「ミシン」って呼び名がどこから来たのかみなさんはご存知ですか?
日本では1854年(江戸時代)にペリーが2度目の来航をしたときに、当時の将軍家
におくったというのがもっとも古い記録だそうです。
その時はsewing machine(ソーイング・マシン)と呼んでいたんですが、
「machine」⇒「ミシーン」⇒「ミシン」となったそうな。
ちょっと、なまってますかね(笑)
ミシンにもいろいろ種類がありまして、家庭用のミシンや職業用のミシン、
工業用のミシンなどさまざまな種類があるんですよ。
02.ミシンの原理
ミシンには上糸と下糸と2本の糸がありますね。
いったいどうやって縫っているんでしょうか??
ミシンの針は手縫い用の針とは異なり、針の先端に穴があります。
まず針穴に糸(上糸)を通した状態で針が布を貫通します。
次に針が布から抜かれる(針が上へあがる)が、このとき糸は布の下面に
ループの形で余った状態になっています。このループに下糸を通して上に
抜けないようにすることで糸が抜けない縫い目が作れます。
なんだか難しいですね。
ミシンを作ってくれた先人に感謝です。
03.ミシンの縫い方
ミシンっていろんな縫い方ができますよね(^^)
とっても便利です!ここでは代表的な縫い方を説明しますね。
本縫い
本縫いは上糸のループに下糸をくぐらせる方式です。
一本の針を使って上糸と下糸で縫い、縫い目が直線になっているところが大きな
特徴です。また、ミシンには釜、ボビンが必要です。
解けにくく強度に優れる反面、伸縮性は乏しいです。
単環縫い
1本の針と1本の針で縫う方式です。
伸縮性に富み丈夫ですが、糸が切れた場合は連続して解けやすいです。
このため、しつけ縫い、袋の口縫い、あるいはラベル付けなどに使用されます。
二重単環縫い
単環縫いは1本の上糸と下は糸の通らないループによって1本の糸だけで縫い目が
作られていますが、二重単環縫いの場合は上の斜糸と下は糸の通るループがあり、
このループ糸が互いに交錯して縫い目が作られます。
下糸が二重に上糸と交錯しているので、糸が切れた場合でも解けにくく、
縫い目の強度にも優れ伸縮性にも富みます。
広範囲にわたり使用されています。
縁かがり縫い
布地の端を包むようにして縫い目が作られます。
1枚の布地の端の始末や、飾り縫いとしての目的、2枚の布地の縫い合わせにも
使用され、用途範囲が非常に多いです。
縁をかがるのが主目的であるため糸の使用量が非常に多くなりますが、
伸縮性に富む縫い目が作れます。
扁平縫い
扁平縫いは通常フラットシーム縫いと呼ばれ、伸縮性に富み強度に優れた確実な
縫い目を作るのに広く用いられています。
04.ミシンの種類
ミシンにはいろいろな種類があり、その役割も様々です。
今回はミシンの種類について見てみましょう(^o^)
家庭用ミシン
家庭の部屋に置けるほどの大きさで現代のものは電気を動力源としています。
(100v交流電源)
昔のミシンは足踏み式や手回し式のものが多く使われ直線縫いしかできませんでした。
家庭用ミシンは直線縫いのほかに、多種類の模様縫いやボタン穴かがり、
刺繍までできるものもあります。
最近は誰でも簡単に使いやすいようなミシンになってきました。
縫い速度はそれほど速くなくのですが、縫い模様の多様化・使いやすさ・機能面を
優先してきたため、プラスチックの多様・電子回路の採用・機構の複雑化を招いている。
そのため耐用年数の減少や、メンテナンスの困難さがある。
職業用ミシン
仕立て屋さんや使用頻度の高い個人向けの直線縫い専用ミシンです。
工業用ほどは大きくなく、最近のポータブル型の職業用ミシンは軽金属を用いており
持ち運びもできるようになっています。
家庭用ミシンの2倍ほどの速度で縫うことができ、直線しか縫えないので構造が
比較的簡単で、故障も発生しにくいのが特徴です。
各種業務にも使用されるので高精度ミシンの技術が求められており直線縫いだけにも
関わらず、比較的高価なミシンです。
家庭用ミシンよりも綺麗に縫うことができます。
工業用ミシン
アパレル工場などに備え付けられており、大型で重いため移動は困難です。
各縫製工程を綺麗で便利で高速に縫うことに特化しているため、1台で1種類の縫い方
しかできません。
工業用ミシンには、直線縫い専用ミシン、ボタン穴かがり専用ミシン、刺繍専用ミシン、
すくい縫いミシン、インターロックミシン、オーバーロックミシンなどがあります。
ロックミシン
縁かがり縫い専用ミシン。仕様によって糸を2本、3本、4本、5本使うものがあります。
ロックミシンは職業用的に使われていましたが、洋裁をする人を中心に普及しています。
「カット・アンド・ソー」といって、ニット地の縫い合わせにも使われます。
ロックミシンは主にオーバーロック専用機を指すことが多いようですが、
カバーステッチ専用機もあります。また、オーバーロックとカバーステッチの
両方が可能な複合機もあります。
05.ミシン糸の種類
ミシン糸もいろいろありますよ。
主に下記のようなものがあります。
絹
絹ミシン糸、絹カラーステッチ、絹ミシン刺繍糸
合繊
シャッペスパンミシン糸、モノカラーミシン糸、メタリックミシン糸、
ハイスパンロックミシン糸、ウーリーロックミシン糸、ロックミシン糸
その他
綿カタン糸
糸の太さ
ミシン糸には太さを表す「番手」と呼ばれる単位があります。
30番手、60番手、90番手とありますが、その数字が小さくなると糸は太くなっていき、逆に数字が大きくなると糸は細くなっていきます。
糸の選び方
布の色が濃い場合は、布よりやや濃いめの色の糸を、布の色がうすい場合は、布よりやや明るめの色にするとよい、と一般的に言われています。
06.ミシンの針について
ミシン針にも太さを表す「番手」という単位があります。
サイズが1番手大きくなるたびに0.05ミリ太くなります。(18番手以上はあてはまりません)
あれ!?ミシン糸とは逆ですね(^_^;)
覚えておいてください。
ただし、太さに関係なく、針柄(取って部分)の直径と針柄から針穴上までの
長さはどれも同じです。
最近では、ミシン針の柄の部分に太さ別に色が付けられています。
また、家庭用の針の柄の部分は片面が平らになっているのが特徴です。
工業用ミシン針は柄の部分が丸くなっています。
種類も様々なものがありますので、用途によって針を交換すると
とっても縫いやすくなりますよ(^o^)
07.ミシン針の種類
ここまで読んでいただいたあなたは、ミシンのウンチク語れます!!
一般家庭用ミシン針
・家庭用ニットミシン針 伸縮する布、目飛び防止に有効
・家庭用キルトミシン針
・家庭用デニムミシン針
・職業用、工業用ミシン針
・ロック用ミシン針 ヘビーロック用
・ロック用の家庭用ミシン針
結構たくさんありますね(^_^;)
08.糸調子について
みなさんは糸調子ってご存知ですか?
糸調子とは上糸と下糸のバランスのことです。
布や糸の種類によって糸調子は変わってしまいます。
ミシンをかける前に試し縫いをして、上糸と下糸の調子があっているか確認をしてください。
慣れないうちは上下で色を変えて試し縫いをしてみるとわかりやすいですよ。
きれいなミシン目にならないときは、上糸のダイヤルを調整して糸の調子を合わせてくださいね(^^)
ちょうど良い縫い目
上糸と下糸のバランスが合っている。
表側からは下糸が見えず、裏側からは上糸が見えない縫い目。
上糸が強い
上糸に下糸が引っ張られて、下糸が表に見えている。
裏地は下糸の縫い目に空間ができている。
上糸の調子を弱くして調整してください。
下糸が強い
下糸に上糸が引っ張られて、上糸が裏地に見えている。
表には上糸の縫い目に空間ができている。
上糸の調子を強く調節してください。
ワンランク上の仕上がりを目指すあなた!
今お使いになっているミシンを確認してみてくださいね(^o^)