刺繍ミシンの疑問、おすすめの機種についてお答えします

刺繍ミシンの疑問、おすすめの機種についてお答えします

皆さんこんにちは

ハピメイド手芸教室のmichiyoです。

 

今日は刺繍ミシンについてのご紹介です。

入園入学グッズのネーム刺繍や、手作りの小物にワンポイントで刺繍があると可愛いですよね。

手でチクチク刺す刺繍も温かみがありますが、ミシン刺繍には手作業では真似のできない美しさがあります。

 

今日はこれから刺繍ミシンの購入をご検討の方に、刺繍ミシンについての様々な疑問にお答えします。

  • 「何が出来るの?」
  • 「誰でも簡単にできるの?」
  • 「オリジナルの絵もできるの?」
  • 「お値段の違いは何?」
  • 「おすすめの刺繍ミシンはどれ?」

などなど

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刺繍ミシンとはどんなミシン?

先ずは「模様縫い・文字縫い」と「刺繍」の違いを知りましょう。

最近のコンピュータミシンと呼ばれるものは、ステッチの種類も豊富で様々な模様縫いが出来るようになりました。ハンカチのふちどりなど、可愛らしいアクセントになりますよね。また機種によってはステッチで文字を縫う事もできます。

と言っても、画数の少ないひらがなとか数字がメインとなります。

いわゆる「文字縫い機能」は、模様縫いと同じで細かくステッチしながら線で文字を表現する縫い方となります。

 

一方、刺繍ミシンの場合には刺繍枠をセットして使用します。

手作業で刺繍をする際にも木製の枠などを使用しますが、同じイメージですね。

手作業の刺繍
手作業の刺繍

刺繍機の場合は、この枠が針の上下運動と連動してタテ・ヨコ・ナナメと高速で動きます。

はじめて見る方は、そのスピードに驚かれることでしょう。

 

糸の密度や縫い方を変えたり、色を変えたりしながらプログラムで指定されたデザインに面で仕上げます。

こうすることで、模様縫いとは比べ物にならない精度で刺繍ができるのです。

文字もサテン縫いやタタミ縫いなどで行いますので、見やすく丈夫な仕上がりになります。

刺繍専用のミシンもあれば、刺繍機を取り外せば普通のミシンとして使えるタイプもあります。

どんなものが刺繍できるの?

先ず、刺繍をするためにはデータが必要です。

そのデータは最初からミシンにも内蔵されていますし、欲しいものを追加で購入することもできます。

例えばブラザーのディズニーモデルのミシンでしたら、ディズニーキャラクターがあらかじめ豊富に付属されています。

追加したい場合には「ブラザーハートステッチズ」で、データを購入します。

文字も平仮名だけでなく、データさえあれば漢字でもアルファベットでも好みの書体で何でも出来ます。

 

オリジナルキャラクターやマークなどを刺繍したい場合には、専用の刺しゅう作製ソフトが必要です。

パソコンでデータを作製後、USBメモリなどでミシンへ転送します。

自らイラストを作製する以外にも、あらかじめある写真や図案をソフトに取り込んでデータを作製することもできます。

刺しゅうソフトについては後程詳しく解説します。

どんなものに刺繍できるの?

市販品には様々な商品に刺繍が施されていますよね。よく見かけるソックスやキャップ、野球のグラブなどは専用の刺繍機を使用していますので、一般のミシンでは対応できません。

刺繍は基本、枠にはめて使用します。つまり型枠にはまるものしか刺繍は出来ませんし、布は最低でも枠以上の大きさが要ります。

作業の流れとしては、布の状態で刺繍をして、それからポーチやクッションなどに加工します。

また刺繍の裏側は、下記のように糸が出た状態となりますので、裏地などを付けると良いでしょう。

ミシン刺しゅうの裏側

刺繍機が得意とするのは、張りのあって織り目の細かい生地です。

また織布でなくてもフェルトなどは刺繍するのに理想的ですね。

一方、伸びる生地や薄い生地は難易度が高くなります。

刺繍パンチとは何?

刺繍データは、昔のテープの時代の名残でパンチとも呼ばれます。

綺麗な刺繍を仕上げるためには、ミシン本体の精度はもちろん、正確なデータ(パンチ)が必要となります。

つまり二つの組み合わせで、はじめて美しい刺繍が出来上がるのです。

各ミシンメーカーでは専属のデザイナーと提携して、独自のデータをミシンに付属させています。

ですからミシンを購入する際は、付属のデータも選び方のポイントとなります。

データはメーカーごとに拡張子が異なり、基本互換性はありません。

刺繍プロデータ
刺繍プロでオリジナルの図案を作製中

データを作成するソフトはプロが愛用するWilcom(ウィルコム)などの場合、200万円以上するものもあります。

最もお手頃で実用的なブラザーの「刺しゅうプロ」でも7万円程度します。

刺しゅうプロは、普通のソフトと同じようにバージョンアップされ、NEXTの次に10が出ました。

ソフトがあれば刺繍の楽しみ方の幅も増えますが、数個だけでしたら、データ作成を外注に頼むのも手ですね。

内容にもよりますが1個5,000円程度でオリジナルデータを作ってもらえますよ。

刺繍ミシンのお値段の違いは?

プロが使う刺繍ミシンは数百万円が当たり前です。

家庭用でも7万円~70万円くらいまでの差がありますね。

お値段の違いは先ずは品質(精度)です。

刺繍は糸だけで表現しますので、細かいもの(小さなもの)ほど再現が難しくなります。

もちろん高価なものほど仕上がりはきれいになると思って良いでしょう。

例えば文字の場合、ゴシック体や明朝体などパソコンに内蔵された文字であればどんなものでも基本刺繍することができます。但し5ミリ以下の小さな文字では判別がしにくくなります。糸の細さには限りがありますし、生地のゆがみなども影響するためです。「とめ・はね・はらい」などの表現が難しいのは想像できますよね。

また家庭用に開発された多くは、刺繍機を取り外してアタッチメントを取り換えれば普通のミシンとして使えるようになっています。便利な反面、汎用性を求める設計の為どうしても品質が低下します。

下糸を表に出さない刺繍の場合は、糸調子設定なども普通のミシンとは異なるのです。

高価になるほど、こうした精度が向上します。

 

また刺繍は、糸を変えながら何針も縫いますので時間もかかります。

ちなみにトップ画像の刺繍の場合、18×16センチくらいの大きさですが、縫いあがるまでに実質90分くらいの時間を要します。下糸はちょうどボビン1巻きくらい使用しますが、額に飾るような大作になれば、下糸も何回か交換することになります。

高価なミシンはスピードも速く、枠も大きなものに対応しています。さらには便利な機能も増えますので作業性も良くなっています。

刺繍に必要な道具・材料は?

  • 刺繍機(必要に応じて刺繍ソフト)
  • 接着芯・水溶性シートなど
  • 上糸
  • 下糸

刺繍ミシンを使うには、生地を枠にピンと張る必要があります。

その為、多くは接着芯や水溶性シートなどを貼ります。

上糸はブラザーのウルトラポスなど、光沢のある糸が良く利用されますね。最初にセットで購入して無くなったら追加するのが良いでしょう。

下糸は普通のミシンのように上糸と同じ糸を巻くのではなく、白や黒の専用糸を使用します。

メーカーによっても異なりますが、ブラザーなどは糸調子を安定させるために、通常よりもテンションの強い糸を使っています。必ず純正品を利用して下さい。

 

なお、ワッペン作製などでヒートカットする場合には、これらの糸は使えませんので下記の記事をご参照ください。

刺繍ワッペンを自作しよう!オリジナルワッペンの作り方とヒートカットの基本

刺繍ミシンは誰でも簡単に使えるの?

刺繍ミシンの操作は特別難しくありません。

アタッチメントなどを刺繍用に切替え、布に接着芯を貼って型枠にセットします。

あとは、データを読み込んでスイッチを押すだけです。

糸替え作業以外は自動で行いますので、あなたはただ見ているだけ。ある意味普通の縫製よりもテクニックは不要とも言えるかも知れませんね。

 

ワッペンを作るならフェルトやエンブクロスが楽ですし、厚手の生地は大体問題なく刺繍できます。

但し、伸びる生地や、薄い生地等はミシンの性能にも左右され、ノウハウも必要となります。

刺繍ミシンは条件さえあえば簡単に出来ますが、奥はものすごく深いです。

難なく一度で成功する場合もあるでしょうし、何度もつまずくこともあるでしょう。

でも普通のミシンも、同じことが言えますね・・

先ずは、純正の接着芯・上糸・下糸を使って作業を始めるのが基本です。

 

またオリジナルのデータ作成は、ソフトに慣れていないと正直難しいです。

ドローソフト(Adobe IllustratorやフリーのInkscapeなど)を使用している方は入門しやすいかも知れません。

図案や写真などを取り込むのは簡単ですが、ほとんどがそのままでは使い物にならない為、手で修正することになります。

パソコンの画面で見るデータと実際に刺繍した場合では、イメージが異なるのも難しいポイントでしょう。

他のソフトに比べ、ネット上でのテクニック集(Tips)が少ないため、独学で学ぶのも大変です。

ある程度試作などして経験を重ねながら、データの精度を高める必要があります。

おすすめの刺繍ミシンはどれ?

刺繍ミシンはコンピュータミシンの中でも最高位の部類になりますので、安いものでもそこそこのお値段から始まります。

国内メーカーではブラザーやジャノメなどが刺繍ミシンを出していますが、おすすめと聞かれればやはりブラザーが良いと思います。

国内では間違いなく最も刺繍に力を入れているメーカーであり、サポートも面でも安心でしょう。

刺繍ソフトやデータも充実していますし、ラインナップも豊富です。

販売しているお店もたくさんあるので、予算に応じたミシンが探しやすいでしょう。

下図は現行のブラザー刺繍ミシンのラインナップです。上部のオレンジ4機種は取扱店限定モデルとなり、契約店でのみ購入が出来ます。

モデル サイズ 特徴
イノヴィスVF1 30×20
イノヴィスLA 30×20 ローラ アシュレィモデル
イノヴィスVS 30×20
イノヴィスNX2700D 26×16 ディズニーモデル
ソレイユ120E 18×13
Family Marker FM2000D 10×10 ディズニーモデル
parie 10×10
Family Marker FM1100 10×10
Family Marker FE1000 10×10
Family Marker FM1300AP 10×10 アンパンマンモデル
Personal Embroidery PE10 10×10 刺繍専用機

ネット通販で購入できるモデル

ここからは、ネットでも購入できるモデルです。いずれもUSBスロットが付きますのでパソコンデータの読み込みができます。

比較的入門用のラインナップとなっています。

〇 ソレイユ120E

2種類の刺繍枠が付いたモデルです。自動糸調子・押さえ圧調整などがあるので実用縫いも安定します。見やすい液晶パネルで操作もラクラクです。

〇 parie

刺しゅう作家atsumiさん監修の可愛らしいデータが内蔵されたモデルです。
自動糸調子も付いていますので、普通のミシンとしても使いやすいモデルです。

〇 FM1100

初心者でも安心のシンプルミシンです。56種類の内臓デーがあり、必要に応じて追加が出来ます。

〇 FE1000

基本、FM1100と同性能ですが、セミワイドテーブルやアクセサリーボックス・ハードケースなどがなく、よりお求めやすくなっています。

※あくまでも個人的な見解ですが、上位機種を使ったことがある方にとっては、安価なタイプはどうしても物足りなさを感じるでしょう。自動糸調子などもなく、実用縫いでも戸惑うシーンもあるかも知れません。
但し、刺繍機が付いて7万円を切るお値段はとても魅力的であり、コストパフォーマンスから言えば申し分ない性能と言えますね。
実際、下記のショップをのぞいて見ると分かりますが、1,650件のレビューがあり、購入者の満足度の高さが伺えます。

いきなり購入するのが不安な方には同製品のレンタルもありますので、試して見るのも良いでしょう。
Rentio(FE1000レンタルサイト)

品質や刺繍のデザインなどでこだわりを見せたいならば、海外性も視野に入れてみましょう。

スウェーデンのハスクバーナや、スイスのベルニナなどが候補になります。何れも女性好みの図案も豊富ですのでファンの方も多いです。

欧米では日本以上に刺繍を趣味としている方が多く、日本メーカーもこうしたミシンに追いつけるように技術を磨いてきました。

ハスクバーナは日本のベビーロックでも取り扱いがあります。

ハスクバーナ 刺繍ミシン
ベビーロック(ハスクバーナ)

 

更に商品化など、ビジネスにも活かしたい方にはTAJIMA(タジマ)などの工業用刺繍ミシンが良いでしょう。

新品は数百万円しますが、中古でしたら家庭用ミシンと同額程度から探せますよ。

工業用は家庭用に比べ、丈夫に作っていますので中古でも良いものが多いです。

 

今日はご家庭で使用する刺繍ミシンの基本についてご紹介しました。

お値段もピンキリですが、いずれにしても刺繍機は、趣味で使うにしては少々高い買い物かも知れないですね。

場合によってはソフトやデータも欲しくなりますし、糸や接着芯などの副資材も必要となりますので、よく吟味して選んで下さい。

ただ、好きな方には間違いなく素敵なおもちゃとなることでしょう!

特に子供が小さい頃は、本当にいろいろ活躍しましたよ。

それでは素敵なソーイングライフを・・・

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