ミシン修理はどこに頼む?古いミシンも安心してお任せできる修理店とは

皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
今日はミシン修理店の選び方をご紹介します。
「ミシンが壊れた・・」
「最近何だか調子が悪い・・」
「久しぶりに使うけど全然縫えない・・」
ミシンを長年使っていると、いつかはそんな時期も訪れます。
最寄りのミシン店で購入した場合は、販売店に相談すれば良いのですが、そうでない場合もあるでしょう。
- 親から引き継いだもので、どこで購入したのかも分からない・・
- 買ったお店が閉店したのだけど、どうしたらよいの?
- ネットや量販店で購入したのだけれど、今更たのめるのかしら?
- 直したいけれど値段がいくらか心配・・
そんな時は、修理に悩むこともあるかも知れませんね。
信頼できる修理屋さんはどうやって探せばよいのでしょうか?
ミシン「修理」と「買い替え」は、どっちがお得?
新品のミシンを購入する場合は、はじめてミシンを買うか、追加で買い足すか、壊れて買い替えるか、いずれかのパターンですよね。
ミシン販売ってけっこう悪徳商法が多い分野で有名なのですが、「直すくらいなら買った方が安いですよ」的な、セールスも依然としてあるようです。
まあ、1万円程度で買ったミシンなら、それもウソではないのでしょうが、少なくとも5万円とか10万円とかしたミシンであれば、先ずは修理を検討した方が良いでしょうね。
例えば10年くらい前のミシンであれば、今購入するのとそんなに性能面で大差はありません。同価格帯でしたら無理して新型を選ぶメリットもないでしょう。
20年以上経ったようなミシンでも、逆に丈夫なパーツを使っていたりして、捨てるにはもったいないミシンも多いです。
でも、修理先をよく選ばないと高額請求になってしまい、本当に買った方が安くなる可能性もゼロではありません。
後悔しない為には、まずは修理先をしっかり選ぶ必要があります。
ミシン修理はどうやって探せばよいの?
有資格者が常駐しているお店を選ぼう!
縫製人口の減少に伴い、全国のミシン屋さんも随分縮小されました。
でも手芸教室を併設されるなど、今でもアイデアを出して売り上げを維持しているお店がいくつかあります。
そんなショップは元々「売っておしまい」と言う発想ではない為、アフターサービスも万全で保証も厚く、メーカ保証期間を過ぎても独自に格安でサポートしてくれるところも多いですね。
特に「縫製機械整備技能士1級」を保有されている方が勤務されるお店であれば、間違いないでしょう。同資格保有者は、ミシンの調整や修理についての、スペシャリストです。
職人気質で、不具合個所はもちろん、細部まで手入れして下さる方が多いです。
私も経験があるのですが、販売店へ修理を依頼しても実際は3社くらい経由して修理されることがあります。微妙な症状も伝わりにくいですし、何よりも修理代が高額になる一番の原因ですよね。
店舗に修理マンが常駐しているお店であれば、そんなたらい回しに合わなくてすみます。
出来れば、そうした専門家のいるところを探すと良いでしょう。
パーツを多数保有しているお店を選ぼう!
ミシンに限らず、家電製品は常に進化しています。
馴染みのない方も多いのですがメーカには「ディスコン」と呼ばれる用語があります。
これは、製造中止に対する仕組み全般を表します。
常に新商品を発売する中で、故障に備え全てのパーツを何十年もストックすることなどメーカだってできる訳ないですよね。
そもそも部品があると言う事は、それに伴う図面やら材料やら生産設備などすべての取引先を含めた管理をしなければならず、そこには膨大なコストがかかります。
その為、ほとんどのメーカは「補修用性能部品を製造打切後○年保有しております」と言う形で、保有期限を定めています。
ミシンの場合には大体8年間と言う設定が多いようです。
つまり、製造を打ち切って8年経過すると、関連部品はメーカから入手できなくなる可能性がある訳です。
そうなるといくら優秀な修理屋さんでも、「部品が入手できないので修理不可能」という残念なケースもあり得ます。
長年、修理に携わっている方は、その辺りは熟知していらっしゃいますので、補修パーツをしっかりと保管しています。
以前私も業者さんの案内を受けたことがあるのですが、そこは郊外に倉庫をいくつも持っていて山ほど旧型ミシンを保管されていました。
このように、イチから修理店を探すのであれば、なるべくたくさんの補修部品を保有しているところが理想です。
また「部品が入手できない」と言われた場合でも、あきらめずに何店か当たってみるのも良いかも知れません。
おすすめのミシン修理店はどこ?
ミシンは使う方のスキルにもよるのですが、基本最寄りの専門店で購入してその後のアフターサービスを利用するのが理想です。
使い方のレクチャーはもちろん、長持ちさせる為には注油などのメンテナンスもしたほうが良いですし、万一壊れた時も良心的な価格で対応していただけることでしょう。
お住いの近くにこうしたお店がない場合でも、ネットで販売から修理までしっかりサポートしてくれるところも多数あります。
ほとんどのミシン専門店は「全国ミシン商工業協同組合連合会(全ミ連)」に属していますので、これらと地名を合わせて検索すると探しやすいですよ。
しっかりしたお店は、修理見積もりもサイトにありますので概算も分かりますし、部品を交換する際にも、きちんと上乗せ分を提示してくれます。
誰しもSNSなどで情報を発信できる時代、信頼関係を優先されますので、ぼったくりに合う事もないでしょう。
また、購入時の梱包箱をとっていなくても、必要に応じて梱包箱を送ってくれるショップもあります。
少し余談になりますが、品質管理の用語に「バスタブ曲線」と言うのがあります。
これは、機器の故障率を表すグラフですが、購入直後は何らかの欠陥で故障が発生する確率が高く、その後安定期間が続き、何年か過ぎると緩やかに故障率が上がると言う変化の傾向を表しています。
ミシンの場合にも同様に当てはまり、購入直後の不具合はある程度予想されます。
(ただ普通の家電と違うのは、本当の故障なのか自分のテクニックが足らないのか分かりにくいですけどね・・)
ミシンを購入した際の箱は大きくて邪魔ではありますが、出来れば数か月だけでも保管しておくことをおすすめします。
それでは素敵なソーイングライフを・・・