家庭用ミシン針の種類と選び方
皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
ミシンにとって針はとても重要なパーツです。
針を変えることにより、目飛びなどの悩んでいた問題が一気に解消されることも珍しくはありません。
今日はミシン初心者から中級者を対象に 家庭用ミシン針 の選び方について紹介します。
家庭用針と工業用ミシンの違い
ミシンに家庭用と工業用があるようにミシン針にも家庭用、工業用とがあります。
家庭用に比べ、工業用は種類も豊富にありますが、それぞれ代用することは出来ません。
購入時は、最低限間違えないように気を付けましょう。
- 家庭用:HA
- 工業用:DB、DC、DD、DM、DPなど多数あり
※家庭用ミシンは、取付ミスを無くす目的で根元の一部が平らになっています。
針の太さ
ミシン針の太さは数字によって表されます。
品番の後の#の数字がこれになります。(番とか号とも呼ばれます)
細い針は数字も小さく、太い針は数字が大きくなります。
下記のように色分けされて市販されている場合が多いです。
針径 | ミシン糸 | 生地厚 | 布地 |
#9 | 90番 | 薄地 | ガーゼ、ローン、チュールなど |
#11 | 50番、60番 | 普通地~中厚地 | シーチング、リネン、オックスなど |
#14 | 30番 | 中厚地~厚地 | デニム、キルティング、帆布など |
#16 | 30番 | 厚地 | 厚物キャラコ、防水布など |
大まかには、薄い生地には細い針を使用し、厚手の生地には太い針を使用すれば良いです。針が合わないと、縫い目が綺麗にならない、目飛びが起こる、針が折れるなど様々な問題が発生します。
針の形状、材質
家庭用ミシン標準針と言えばHA×1です。
Home(家庭用)のA(最初)のタイプ、第一号と言う意味です。
ミシンを買ったとき、付属で付いてくる純正の針は大抵こちらになります。
また、工業用針ほどではないのですが、家庭用にも数種類の専用針があります。
これらは生地の性質に合わせ、針先の形状を変えたり材質を変えてあります。
特にニットなどの伸縮性のある生地の場合には下記の専用針が有効です。
但し、コンパクトミシンなどの低出力タイプは、針をレザー用に変えたからと言って皮が縫えるようになる訳ではありません。
あくまでも、ミシンの性能との組み合わせになりますのでご注意ください。
家庭用ミシン針の代表的な種類
- HA×1 家庭用ミシン(標準)
- HA×1SP ニット用
- HA×1DE デニム用
- HA×1GTジョーゼット用
- HA×1LL、1LR レザー用
- HA×1ST 飾りステッチ用
ミシン針は消耗品!
針は、最も重要なパーツであり、消耗品です。
折れたものが使用できないのは、当たり前ですが摩耗や曲がった針も厳禁です。
よく平らな所と重ねて曲がっていない事を確認する説明を見かけますが私は賛成しません。
目視で確認できるような曲がりは論外で、実際目に見えないような曲がりが品質に影響する為です。
例えば、ボビン5個分縫ったら交換するなど、自分のルールを決め、ミシン針は消耗品と割り切って定期交換しましょう。
又、良くありがちなのが、粘着タイプのマジックテープをミシンで使用する例です。
針に糊が付きますと同じく、品質に影響します。
ミシンは些細な事が調子を狂わす非常にデリケートな機械です。
「いつもと少し音が違う?」などと思ったら要注意です。
特にミシン針は正しい選び方と早期の交換を心がけましょう。
おすすめの家庭用ミシン針とは
国内シェアの8割以上を占めるのがオルガン針です。
もちろん、ブラザー・ジャノメ・JUKIをはじめ、どこのメーカーにも使用できます。メーカー純正針の代表格です。
針一本と言えど、20もの工程より作られる制度の高いパーツです。信頼できるブランドをお勧めします。
ミシン針は一般に5本入り、10本入りなどが市販されています。
前記しましたが、針は使い捨ての消耗品です。
簡易パッケージの10本入りのご購入をお勧めします。
今日は家庭用ミシン針のご紹介でした。
それではまた・・・