巾着(きんちゃく)袋、両紐・ノーマルタイプの作り方
入園入学グッズでおなじみの巾着(きんちゃく)袋の作り方を画像付きで解説します。
今回は、両紐で切替や裏地なしのノーマルなタイプです。裁縫初心者でも超簡単に出来ますので、ぜひ自分で作ってみて下さい。
必要な道具
- ミシン、アイロン、裁ちばさみ、糸切ばさみ、チャコペン、定規、目打ち、紐通し
- ミシン針(オックスやシーチングならば#11、厚手なら#14番を用意下さい)
【その他あると便利なもの】
- アイロン定規、くものすテープ、待ち針
材料
- 布
- ミシン糸(シャッペスパン60番)
- アクリル紐 「必要な長さ:(完成サイズ横幅×2+15)×2本」
- ループエンド2個
生地を裁つ
巾着の完成サイズに縫い代分を考慮し生地を裁断します。
裁ち方は生地により、1枚裁ちと2枚裁ちがあります。詳細はこちら
1枚裁ちの場合
- 底側を‟わ”で裁断します。
- 縦:出来上がりのサイズ+上部縫い代3~4㎝
- 横:出来上がりのサイズ+横部縫い代2㎝+生地厚1㎝
生地が厚い時は、折りたたんだ時にその分小さくなりますので、あらかじめ生地厚を1㎝ほどプラスして裁断下さい。
2枚裁ちの場合 (2枚)
- 縦:出来上がりのサイズ+上部縫い代3~4㎝+底部縫い代1.5㎝+生地厚0.5㎝
- 横:出来上がりのサイズ+横部縫い代2㎝+生地厚1㎝
生地が厚い時は、折りたたんだ時にその分小さくなりますので、あらかじめ生地厚を1㎝ほどプラスして裁断下さい。
端の処理
生地の両端をロックミシン(なければジグザグミシン)で処理します。
- 1枚裁ちの場合・・・両端のみ
- 2枚裁ちの場合・・・両端と底側
????ワンポイントアドバイス ネームワッペンやアップリケを付ける場合はこの状態で縫い付けます。 1つの作業が終わるたびにアイロンをかけましょう。出来上がりだけでなく、次の作業がし易くなります。
縫製
布を中表に重ね、半分に折る。
上から7~8㎝の位置に「あきどまり」の印をします。
生地の両端から1㎝の所に縫う位置の線を引きます。
あき部分を残して両脇を縫います。
「縫い始め」と「縫い終わり」は解れないようにそれぞれ3~5目の返し縫をします。
????ワンポイントアドバイス 縫うときの目線はどこが良いのか・・・ どうしてもミシンの針先ばかりに集中しがちですが、そこばかりに集中すると案外まっすぐに縫えないものです。針先よりもガイドラインの方を意識しながら縫った方が真っ直ぐ縫いやすいです。
あき口の始末
縫い合わせた脇とあきぐち部分も含めて縫い代を割ってアイロンをかけます。
裏側から図の赤線部分をUの字型に縫います。
ミシン押さえのラインに合わせて縫います。
紐通し口の作成
袋口の縫い代を三つ折りにして紐を通す部分を作ります。
アイロンでしっかり折り目を付けておくと後からミシンで縫うときに縫いやすいです。
????ワンポイントアドバイス アイロン定規があると、裾上げや三つ折りなど布の折り返しを素早く簡単に行う事が出来ます。 くものすテープがあると縫うときとても綺麗に仕上がります。
画像の赤い点線に沿って縫います。
紐を通す幅が狭くならないように気を付けます。
縫い代から針が落ちないようにゆっくりミシンを進めて下さい。
(縫い始めと縫い終わりの返し縫を忘れないでね)
紐通し
紐を通して完成です。
両紐の場合は、画像のように通します。
両紐の端にループエンドを付けて完成です。
完成
お疲れ様でした。