「中表に合わせて」とはどういう意味?
裁縫で、「中表に合わせて縫う」と言う表現が良く使われます。
中表とは何でしょうか?
今日は裁縫の初心者向け講座として、裁縫用語の基礎「中表(なかおもて)」について解説いたします。
中表(なかおもて)の意味
中表とは生地の表と表を内側に合わせる事を表します。
つまり裏側を外に出します。
- 1枚の生地の場合は、表側が内側になるように生地を折ります。
- 2枚の生地の場合は、それぞれの生地の表面を内側にして重ねます。
中表で縫うとは
中表で縫うとは、このままの状態で縫うことを意味します。
縫い終わってからひっくり返すと、表が外に出ます。
つまり、縫い代が内側に隠れて表に出ないと言う事です。
中表の縫い方は、巾着やバッグなど色々なシーンで利用されます。
中表の反対は外表になり、こちらは、最初から表を外側にして縫い合わせる方法です。
外表の場合は、縫い代が表に出ますので、バイアステープで覆うなどの処理を行います。
中表は、縫い方の他にも、水通しなどでも出てきます。
例えば中表で水に浸ける、中表で干すなどです。何れも生地の裏側を外に出すという意味です。