職業用ミシンではひざ押え上げレバーが便利
皆さんこんにちは。
ハピメイド店長のmichiyoです。
早速ですが上の画像何だかわかりますか?
職業用ミシンや、工業用ミシンに触れたことがある方なら直ぐに解りますよね。
はい、正解は「ひざ押え上げレバー」です。
メーカによってはひざ上げレバー、ニーリフター、ニーレバーとも呼ばれていますね。
これ、家庭用ミシンではほんの一部の上位製品を除き、見られない機能です。
役割は『押さえを上下する』こと・・・そう、それだけです。
普通のミシンの押さえを上下するレバーは大体針棒の付近にありますよね。
こちらは後ろにあるタイプで、もちろん手を使って上げ下げします。
でも、ニーリフターの場合は右脚の膝を使って押さえを上げ下げします。
具体的には、レバーを右にぐいっと倒すと押さえもじわっと上がります。
レバーを離せば押さえも元に戻って下がります。
双方の動きの違いと言えば、
手動が上下のどちらかで固定されるのに対し、ニーリフターは少しだけ上げることが出来ます。
又、力を加えると手動の位置よりも更に上の方まで押さえが上がります。
工業用ミシンでも、同じようなタイプのレバーや足踏みぺダルなど、必ずこの機能が付いていますね。
その目的はもちろん作業性・スピード向上などの利便性を考えての事です。
手をイチイチ動かさないと言う事は、それだけで効率も上がりますし、作業中両手を離したくない時にも重宝します。
例えば、曲線縫いなどで布押えによる生地へのストレスを、頻繁に開放して上げたい時など・・・ひざをちょんちょんと動かすだけなので便利ですね。
以上、大変便利な機能ではあるのですが、慣れるまでには時間がかかる方もいるようです。
右脚の動きがぎこちない・・例えばフットペダルを踏むつもりでニーリフターに当たっちゃうんですよね・・
ちなみに裁縫教室の中には、左足でフットペダルを踏んで、右脚でニーリフターを使うように指導する先生もみえるそうです。
確かに、私も縫製工場では(疲れた時交代できるように)両足が使えるように訓練されていましたので、今ではどちらの足でも問題はありませんが、初めての時は戸惑うでしょうね・・
職業用ミシンを使う方の多くが、「絶対便利」とおすすめするこの機能、付属のミシンをご購入時には是非お試しください。
それでは楽しい手芸ライフを・・・