不織布(ふしょくふ)とは何?

不織布(ふしょくふ)とは何?

不織布(ふしょくふ)がうまく言えません。

と言いますのも以前、接着芯の記事 を書いてから、問い合わせがちょくちょくありまして会話の中でどうしても「不織布」の説明が必要となります。

普段あまり言葉にしないので、口がまわらず、かんでしまいます・・・

(ちなみに当店は、材料の通販店ではないのですが、問合せ頂けるのは有り難い事です。当店で扱っているものでしたら、お譲りしますのでご遠慮なくお声かけ下さいね!)

話は戻りますが、この「不織布」というシロモノ、身の回りにはたくさんあるのですが、名前自体はどうも世間に浸透していないようですね。

例えばちょっと見渡してもこんなものに使われています。

  • 使い捨てマスク
  • ホテルなどの使い捨てスリッパ
  • レストランなどの使い捨ておしぼり、使い捨てエプロンなど
  • ブランド品の包装袋や巾着など
  • コーヒーフィルター・お茶パックなど
  • 紙おむつ
  • CD/DVD簡易ケース

・・・「ああ、あれが不織布ね!」と、ご納得いただけるでしょうか。

 

不織布は繊維を絡めたり、糊で固めて作っています。

特徴は、使い捨ての名前が付く通り、何といっても安い事です。他の布のように織ったり編んだりする工程がない為、安くできるのですね。

また、紙よりも長い繊維で作られており、絡み合っていますので紙よりは破けにくく、切ってもほつれないなどのナイスな特徴があります。

反面、洗濯などに対する耐久性がない為、繰り返して使うような用途には向いていません。

 

接着芯にも「不織布タイプ・布タイプ・ニットタイプ」があり、当店でも刺繍用として不織布タイプをロールで仕入れています。

しかし、なぜかハンドメイドバッグにも不織布タイプを奨めるお店があります。

バッグにもいろいろあり、もちろん特徴を理解したうえで使用される分には宜しいのですが、実際接着芯が剥がれてしまったり、表面が凸凹になった残念なバッグを見かけます。

やはり慣れない方には、布タイプの接着芯が無難だと思いますよ。

迷ったらコレ、ハンドメイドバッグの接着芯の選び方!

 

ところで、織った布でないから “不織布”と言うネーミング、どうなんでしょうね?

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