通販マグネットホック選び方の注意と取付け方

ハピメイド手芸教室のmichiyoです。

皆さんファスナーのメーカと言えばどこが思い浮かびますか？

おそらく皆さん「YKK」（吉田工業株式会社）と答えるでしょう。超有名で誰もが知っていますね・・

それでは、マグネットホック（マグネットボタン）と聞いて思い浮かぶブランドはどこでしょうか？

実は、マグネットホックを世界で最初に開発したのは日本の会社なのですよ。

「青木金属工業」のAOSNAP(エー･オー・スナップ)と言う製品です。

現在は、中国製の（出どころの良く解らない）安価なものが店頭に多く並んでいますが、今でも青木金属工業のマグホックは確かな商品として高級ハンドバッグやかばんに広く使用されています。

私共も自社商品に使用させて頂いています。

マグネットホックは、一昔前は少し高級なイメージで市販の商品に多かったのですが、今はすっかりハンドメイドでも定着していますね。

入園入学グッズにも使用される方もちらほら見られます。

ただ皮などの本格鞄に比べ、普通生地で作成したバッグは、どうしても磁石の方が強力過ぎて問題が生じやすいです。

多いトラブルは、力の弱いお子さんが開けられない、生地が引っ張られて最悪破れてしまう・・・などです。

通販されているマグネットホックの多くは、製造元すら解らないのも問題ですよね。

レザーの厚いバッグと帆布やオックスなどの薄いバッグでは磁力も変えたいのですが、そのような探し方が難しいのが現状です。

磁力が思いのほか強すぎて、購入してから驚く事もあるのではないでしょうか。また安価なものの多くは磁力の割に座金がペラペラだったりします。

今日は、マグネットホックの種類や選び方、取れにくい付け方を始め、進化するおすすめマグネットホックについてご紹介します。

マグネットホックの種類と選び方

付け方のタイプを選びましょう。

一番多いのは、座金に通して足を折り曲げて固定するタイプです。他にはカシメたり、直接布へ縫い付けるタイプもあります。また変わったところでは、布の内側に隠して表面に出さないタイプもあります。

差し込み（割り足）タイプ
カシメタイプ
縫い付けタイプ
中付けタイプ

厚み、大きさを選びましょう。

厚みは標準・薄型・超薄型などがあります。最近は薄いものが人気です。超薄型はふたが浮きにくいですね。

又多くの商品はメスだけに磁石が付いていますが、オス・メス両方に磁石が付いたタイプもあります。これによりずれることなく、自動的に中央同士でくっつくようになっています。これは形のしっかりしていないリュックサックやショルダーバッグ等にも便利です。

もちろん大きさも色々あります。合ったものを探しましょう。

素材・形を選びましょう。

素材（メッキ）は金・ニッケル・アンティーク・ブロンズなど好みで選べます。

形は、一般的な丸だけでなく、四角いものやハート型など思わずワクワクする可愛い形もありますよ。

マグネットの強さを選びましょう。

磁気の強さは大きさによっても異なってきます。

青木金属の標準タイプでは大きさが8ｍｍ＜10ｍｍ＜12ｍｍ＜14ｍｍ＜16ｍｍ＜18ｍｍとなっていますが、12mmが一番弱いそうです。

又、同じ大きさでも強力タイプや、超強力タイプなども用意されています。

使用する用途に応じて最適なものをお選び下さい。

マグネットホックの付け方

ここでは、一番多い差し込み型（割り足）の付け方を説明します。

生地を本体と座金で挟んで、爪を折り曲げるのですが、普通地など生地が薄い場合は接着芯を付けて下さい。それでも不安な場合は、はがき程度の厚紙を座金より少し大き目位に切り取って挟むのも良いでしょう。

また、良く迷うのは、爪を外側へ曲げるか、内側へ曲げるかです。

結論から言えばどちらでも構いません。

青木金属工業のサイトでは外側を推奨していますし、バッグの専門工場で内側へ折り曲げているところも多々あります。

まともな商品で、しっかりした取付を行えば、どちらの場合でも通常の使用で問題となることはないでしょう。

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