布の世界ではどうして『縦/横』ではなく『経/緯』と言う漢字を使うの?
先日、漢字の成り立ちを教えてくれる面白いサイトを見つけました。漢字ってその成り立ちや意味を知ると結構驚きだったりします。
(例えば、“幸”と言う漢字にもちょっと怖い意味があるんですが知っていますか?)
そこで、ふと思い立って調べたのが「経と緯」。
長年、糸と布の世界に携わってきて、ずっと不思議だったのがこの文字です。
布の世界では、
タテの事を「縦」と書かずに「経」と書きます。
ヨコの事は「横」と書かずに「緯」と書きます。
見慣れた漢字ではなく、なぜ緯度や経度などに使う漢字を使用するのか不思議だったんですよね・・。
裁縫教本などで説明するにも「経と緯」どっちがタテでどっちがヨコか解りづらくないですか?(直ぐに頭で変換出来ない人、私以外にもいますよね?)
ですから、大抵のサイトや手芸本では、ひらがなやカタカナで「たて/よこ」を表現しています。
そして、今回成り立ちを調べて納得!
経(たて)・緯(よこ)はもともと、はた織りの象形から出来た漢字だったのですね。だったらこの字が使われるのは当たり前。
この字が使われる経緯(けいい)も解ったのでようやく解決????