ゴージャス&クラシカルなパッチワーク☆ヴィクトリアンキルトの魅力を知ろう!
初めまして!ハンドメイド大好きの手芸ライター・ぬぬいと申します。
以後、よろしくお願いいたします。
今回は、私が出会って「こんなにも華やかで豪華なパッチワークがあるとは!」と衝撃を受けたゴージャス&クラシカルなパッチワーク「ヴィクトリアンキルト」の魅力を紹介したいと思います。
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ヴィクトリアンキルトとは?
専門雑誌も出版されているように、パッチワークを趣味で作っている方も多いと思います。
パッチワークにも実に様々な種類があり、ハワイアンキルトやステンドグラスキルトなど、素敵なものがたくさん。中でもヴィクトリアンキルトは、他のキルトとは一線を画す華やかな装飾性と豪華さがあります。
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ヴィクトリアンキルトは正式名称を「ヴィクトリアン・クレイジーキルト」と呼び、19世紀後半のヴィクトリア朝時代に流行しました。
シルク、ベルベット、ウールドレスの残り布で作られたり、アンティークレース、ビーズ、リボン、フリル、ブレード、刺繍、オヤ(トルコの縁飾り)、転写プリント、タッセルなど、ありとあらゆる技法を駆使し、手の込んだ装飾をあしらっているのが特徴です。
ヴィクトリアキルトが誕生した、19世紀後半から20世紀初頭のイギリスのヴィクトリア朝時代は、ミシンが誕生した時代でもあります。
手縫いでは時間がかかりすぎる洋裁が可能になったので、洋服への豊富な装飾を施せるようになりました。ちなみにこの時代の服飾の進化は凄まじく、ペチコート、クリノリン、バッスルなどスカートを膨らませるための下着が流行したり、袖を大きく膨らますパフスリーブが流行ったりなど、ゴージャスな洋服を身に着けるようになりました。
そんな時代の中で生まれたヴィクトリアンキルト。その豪華な装飾は、ヴィクトリア朝の華やかさを物語っているようなもの。次に、そんなヴィクトリアンキルトの作り方の本でおすすめのものを紹介します。
ヴィクトリアンキルトのおすすめ本
ヴィクトリアンキルトのおすすめ本をご紹介します。ただし、絶版や完売になっている本が多いです。図書館や古本などで手に入れると良いでしょう。
園部美知子のヴィクトリアンキルト (婦人生活家庭シリーズ) ムック – 2002/6
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園部美知子さんは、ヴィクトリアンキルトの本を多く出版しているパッチワーク作家。園部さん自身がデザインしたテキスタイルもあります。元々スタイリストの方のようで、そのセンスはヴィクトリアンキルトにも活かされています。
この本は、園部さんが初心者向けに作られたもの。実用的なバッグやポーチ、インテリア小物が中心に載っていて、初心者でも試せるものも多いです。もし作るのが苦手でも、眺めているだけでも楽しいくらい、素敵な作品がたくさん紹介されています。
宮崎順子のパッチワーク 私の好きなヴィクトリアン 単行本 – 1998/9
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宮崎順子さんも、ヴィクトリアンキルトの本を多く出版している、ヴィクトリアンキルトの世界で有名な作家さんです。宮崎さんもオリジナル布のデザインもしていて、「リメンバーキルト」というオンラインショップもお持ちです。
この本は「バッグ」「好きな小物」「ティータイム」「インテリア」のテーマごと、作品と作り方が紹介されています。ブレードやレースの使い方が絶妙で、この本を眺めるだけでヴィクトリアンのシックでエレガントな世界に迷い込んだよう。もちろん、実物大型紙で作ることもできます。
眺めるだけではもったいない!自分でも挑戦してみよう
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ヴィクトリアンキルトは、レースやリボンなどが多く施され、自分で上手く作るには少しハードルの高いものも。
しかしヴィクトリアンキルトの本を読んで、装飾のアイデアやセンスを学び、普通のパッチワークや布製品にレースなどを装飾するだけでも、ヴィクトリアンな雰囲気になります。ぜひ、ヴィクトリア朝の女性たちのように、レースやリボンなどの装飾を思いっきり飾る楽しさを味わってみませんか?