「わ」で裁断って何?|「わ」と縫い代の取り方

皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
入園・入学グッズのプリントを拝見していますと、「わで裁断、わで取る」などの表記を見かけます。
これってお洋服を手作りするなどのお裁縫経験者にとっては当然知っている用語なのですが、裁縫初心者にとっては何のことか解りませんよね。
工程を最後までイメージして作れば何となく解りそうなものですが、いきなり裁断から始めて失敗するケースもあるようです。
特に幼稚園から支給された材料で失敗した場合は悲劇ですよね。
又、「型紙をそのまま当てて裁断したら縫い代が含まれていなかった」などの失敗もありがちですね。
実際、不親切なプリントや矛盾した表記も少なくありません。
お裁縫初心者で、余分な材料がない場合は、面倒でも安い生地で試作をしてから本番へ挑むことをおすすめ致します。
「わ」とは何?
型紙やレシピに表現される、ひらがなの「わ」、又は二重丸の半分の様な記号は、生地の二つ折りを表します。
生地の山折り部分を対象として左右(又は上下)の生地を一度に裁断することを言います。
例えばスモックのわの取り方(裁ち方)
左の1枚の裁断に比べ、わのある場合は右のように生地を畳んで裁断します。
そうすると左右対称の形が出来ます。
例えば袋物のわの取り方(裁ち方)
左の1枚の裁断に比べ、わのある場合は右のように生地を畳んで裁断します。
そうすると上下対称の形が出来ます。
「わ」には、こんなメリットがあります。
- 裁断が楽(半分)に出来る。
- きれいな対象で裁断できる。
- 大きな型紙の際は場所も取らない。
「わ」には縫い代が含ませません。山折りのラインと型紙のわのラインをぴったりと合わせましょう。
あると便利な、縫い代を簡単に引くグッズ
型紙に縫い代がない場合、例えば1センチの所にラインを引くのは面倒ですね。
縫い代引きに色々便利なグッズもありますので紹介します。
ダブルルレット(丸歯とギザ歯の替刃方式)
型紙を写す際に、「縫う線」と「切る線」を同時に印付けが出来るルレットです。
間隔は10~30ミリまでで調整可能です。
方眼定規
透明な本体に方眼がありますので、そちらを当てて線が引けます。但し直線のみの使用です。
ぬいしろライナー
型紙の周囲をコロコロ回転させながら線を引きます。ある程度しっかりした型紙でしたら曲線部も一気に引けますよ。
今日は洋裁用語「わ」のご紹介でした。
それでは、素敵なソーイングライフを・・・