手芸に便利な「仮止め」の道具たち・・シーンに応じて使い分けしましょう。
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
皆さん手芸を楽しんでいますか?
良い作品を作る為には、手先の器用さや知識も大切ですが、ひと手間の労力を惜しまない気持ちも大切ですよね。
そんな中で前回、しつけ糸についてご紹介させて頂きました。
しつけは本縫いの品質を高めるのに、とっても重要な作業でしたね・・
裁縫と言ってもお洋服だけじゃなく帽子やバッグ・小物づくりなど、たくさんあります。
そして裁縫以外でも、カルトナージュなどのクラフトも手芸の仲間ですね。
今は手芸用具として色々な種類の「仮止め」グッズが販売されています。
それぞれのシーンによって、これらを使い分けると作業性や完成度が高まります。
その為にも、それぞれの特徴を知っておくと良いでしょう。
今日はより作業がはかどる、7種類の仮止め方法をご紹介します。
手芸する際に便利な仮止めの道具たち
待ち針
裁縫で仮止めの代表と言えばまち針ですよね。待ち針にも形によっていろいろな使い分けがあるんですよ。
良く、「ミシンをかける時にまち針はどうするのですか?」という基本的なご質問を受けます。
待ち針は基本、縫う箇所まできたら外します。
シルクピンのように細くて折れにくいものでそのままかける方も見えますが、ミシンの為には外した方が良いでしょう。
これは職業用ミシンなどでも同じです。
ちなみに「工場などでは、そのままの方が時間短縮になるのでは?」とも聞かれましたが、縫製工場でまち針を使う事は(私の知る限り)ありませんね。
洋裁用、和裁用などマチ針の違いはこちらをご参照ください。
仮止めクリップ
今の時代の仮止めと言えば、もうこれは外せないでしょう。
袋物や小物等には、本当に便利で重宝しています。私もコレ使わない日はない位ですね。
大きさも普通サイズに加え、ロングとミニが追加され3種類。クロバーの物は片面がフラットになっていて使いやすいです。
アイロン両面接着テープ(くものすテープ)
これも、私は良く使います。
というか、何でもこのテープで済ませてしまうほど・・・
お洋服作りから小物まで、例えばファスナーの取付などにもこのテープを使うとすごくきれいに出来ます。
工程の途中では必ずアイロンで生地を整えますので、流れもスムーズになります。
色々なメーカから類似の商品が販売されていますが、私は縫製工場時代から使い慣れたバイリーンの くものすテープ を使っています。
水溶性両面接着テープ
こちらは、同じく仮止め用の両面テープですが、文房具のように手軽に使えるタイプです。
水溶性ですので、お洗濯をすると糊がなくなります。
この手のテープに共通して言える事ですが、ミシンの針に糊が付着すると品質に影響します。
テープを貼る際は、ミシンの針で縫う場所は避けた方が良いですよ。
熱接着糸
糸状になっていますが、これで縫う訳ではありません。糸に糊が付いていてアイロン接着で仮止め出来ます。
フジックスのメルターが有名で、業務用や家庭用のものがあります。
レース付けの際の仮止めなど、この細さがならではの便利な使い方もありますね。
布用のり(ペンタイプ・スティックタイプ)
仮接着用のボンド(のり)です。こちらは “ペンタイプ” や “スティックタイプ” などの商品があります。
熱に弱くてアイロン接着できない生地にも使用できます。
何といっても工作のように簡単で手軽に使用できる為、とても人気があります。ペンタイプの場合は早くなくなりますので詰め替え用もあります。
布用スプレーボンド
こちらはスプレータイプの布用の糊です。
位置合わせ等を行いながら、一定時間内でしたら何度でも貼り直し出来ます。
スプレーですので細かな所には向いていませんが、パッチワークなど広範囲での仮接着に効果的です。
以上、手芸の仮止めに便利な道具のご紹介でした。
それぞれ、色々なメーカから類似品が販売されています。
ボンド類は全て仮接着です。しっかりした粘着力を求めるときは強力なボンド(裁縫上手など)をお選びください。
それでは素敵なハンドメイドライフをどうぞ・・・