「布帛」って何?読み方と意味、誰か教えて!
皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
早速ですが「布帛」って言葉ご存知ですか?
読み方は「ふはく」と読みます。
これって、洋裁本や生地の説明なんかでも、良く見かける文字(ことば)ですね。
意味の説明の前に少しだけ・・・
当ブログは、手芸・裁縫の初心者の方に、なるべく分かりやすい言葉で書くように心がけています。
その為、なるべく世間一般に浸透していない言葉を使う際には、注記を入れるなどしています。
・・・のはずだったのですが、
改めて過去の記事を検索してみると、ワタクシ普通に使っているじゃないですか・・・
しかも何の説明もなしに2回。
どうも、すみません。
と言う事で、改めて「布帛」についてご説明しますね。
布帛(ふはく)とは何?
私たちも、日常の会話でそんなに使う事は無いのですが、織物のことを布帛(ふはく)と呼んでいます。
一方対比するものとしてはニットがあります。ニットは編物のことです。
そう、生地には大きく分けて布帛とニットがあるんですね。
分かりやすい具体例では、皆さんの着ているお洋服。
Yシャツが織物(布帛)で出来ています。
そしてTシャツやセーターが編物(ニット)で出来ていますね。
スカートなんかでも冬に履く温かいものでニットスカートがありますよね。
そういったものと分けるために普通の布を布帛と呼んでいます。
両方とも糸を使って出来ていますが、拡大してみると、織物は下記のようにタテ糸とヨコ糸とで織っています。
一方、編物を拡大してみると、下記のように編んでいる事が分かります。
大きな特徴と言えば、織物(布帛)はあまり伸びませんが、編物(ニット)は良く伸びますね。
ちなみに、上記の織り方・編み方は解りやすい図を選んでいますが、それぞれもっと複雑にしたものがあります。
例えば織物だったら、タテ糸とヨコ糸の本数を変えて見たり、一個飛ばしで織ったりするなど・・・
そうした違いがブロード、オックス、ツイル、帆布(ハンプ)など生地の名前となっているんですよ。
それでは今日のまとめです。
生地には大きく分けて2種類ある。
特徴:基本伸びない
古くは「布」は綿・麻・毛などの布を指し、「帛」は絹織物を指していました。現在は織物を総称して「布帛」と呼んでいます。
普通のミシンで縫製します。
特徴:良く伸びる
アパレル業界ではセーターなどがニット、Tシャツ生地などをカットソーと呼び分類される事もある。
Tシャツのように横方向に伸びるものは1WAYとも表記される。
一般的にはロックミシンで縫製します。
以上、今日は縫製用語の解説でした。
それでは良い手芸ライフを・・・