バイアステープ角の縫い方(凸凹角の処理方法)
皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
前回はバイアステープの基本の使い方を紹介しました。
本日は、バイアステープで角を上手に縫製する方法をご紹介します。
バイアス処理は、単純な直線縫いだけでなく、直角やカーブなどのコーナーもありますよね。
緩やかなカーブの場合は、マチ針や目打ち、そしてアイロンを使って少しずつ均していきますが、直角の場合はちょっとしたコツがいります。
今日は、バイアステープを直角(凸凹)に付ける際のテクニックについてご紹介します。
バイアステープの付け方(凸角編)
先ずはコーナーに差し掛かる手前で止めて返し縫をします。
止める場所は仕上がり幅分の位置です。
事前にチャコなどで印をつけておくと良いでしょう。
バイアステープを90°折り曲げます。
バイアステープのコーナーの余った部分を指でつまみながら形を整えます。
(一度右へ90°折りアイロンをかけて、その後角を押えたまま左へ折り返しても良いです)
しっかり折り曲げたら、アイロンの先で整え、待ち針やクリップを使って動かないように止めます。
バイアステープの端のラインと生地端の間隔が均一になるように合わせましょう。
裏から見て、前回の縫い止まりの位置が次回の縫い始めのポイントになります。(上記画像の破線の交点)
この位置に待ち針を打つと良いです。
先程の待ち針を打ったポイントから、縫製を始めます。
裏側のイメージです。
縫い終わりと縫い始めの位置が重なると綺麗に角だししやすくなります。
次に角を指で押さえたまま、表に返して整えます。
バイアステープで生地を包みながら、角はバランスが良くなるように、目打ちなどで整えて下さい。
縫製した糸が隠れるように包むと良いでしょう。
表からコバステッチをかけます。
この時は「段付き押え」のアタッチメントがあると便利でしたね。
(バイアステープの際に落としミシンをかけても大丈夫です)
コバステッチと落としミシンの違いは前回の記事をご参照下さい。
コーナーの重なり部分は表も裏も手縫いをして補強しましょう。
玉結びは中に隠すと綺麗に仕上がります。以上で完成です。
バイアステープの付け方(凹角編)
先ずはコーナーの少し先まで縫って返し縫をします。
止める場所は仕上がり幅分プラスした位置です。
事前にチャコなどで印をつけておくと良いでしょう。
凹の部分を伸ばして真っすぐな状態にしますが、この際生地が真っすぐになるように角の部分の縫い代に切り込みを入れます。
縫いどまり(先ほどのチャコの印)から、3ミリ程度手前の位置までカットします。
切りすぎないように注意して下さい。
生地を真っすぐにして、待ち針などで固定します。
仕上がり幅のラインを縫います。
表側と裏側のイメージです。
アイロンの先でバイアステープを綺麗に整えます。
たたんだところを待ち針で固定します。
裏に返しながら、アイロンの先で整え、待ち針やクリップを使って動かないように止めます。
表からバイアステープにコバステッチをかけます。
「段付き押え」のアタッチメントがあると便利です。
(バイアステープの際に落としミシンをかけても大丈夫です)
コーナーの重なり部分は表も裏も手縫いをして補強しましょう。
以上で完成です。