穴あき靴下も「ダーニング」でおしゃれに変身!補修が貧乏くさいのは過去の話かも・・
皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
いきなりですが、「靴下の穴」ってどのくらいの方が補修されているのでしょうか・・・?
私の場合、子供が小さい頃はよく繕っていました。
子供の靴下ってすぐ破けません?
また主人の靴下も、特に週末作業なんかに履くものは、もったいないからと頼まれて繕ったことがあります。
でも自分用は直したことがありません・・・などというと「ひどい女」と言われそうですが、外出が少ないせいか靴下に穴が開くことがないだけですよ。
(実際ゴムがのびのびになるまで履いています)
靴下なんて3足で980円程度で買える時代、「わざわざ繕って履く人なんていないんだろうなー」と思っていましたが、案外そうでもないようです。
ネットなどを見ていても、靴下の補修をされている方は結構多いです。
おまけに、穴が空いたら捨てている方の意見でも、割と補修に対しては肯定的な方が多いようですね。
私も、「靴下を直して履くなんて貧乏臭いかなー」という考えがないわけでもありませんでしたが、「貧乏くさいと考える方が心が貧しい」などという意見をみると、なるほどと思えます。
良くも悪くも「もったいない精神」が日本人にはあるのでしょう。
ところで私も少し「かけはぎ・かけつぎ」について習ったことがあるのですが、これってとにかく目立たないように直す技術でした。
これがなかなかのテクニックで、実際洋服リフォーム店にお直しに出すと分かるのですが、結構な金額となります。
ダーニングとは
でも今流行っている「ダーニング」はこの真逆。
ミスミ ノリコさん(著)の「繕う暮らし」 を見てみると、ヨーロッパの伝統的なテクニックが学べます。
ダーニング(darning)とは、繕いという意味で、目的は日本のかけはぎと同じです。
でも装飾ダーニングというのがあって、とにかくカラフルに直すんですよね。
「これ見て!自分で直したのよー」と逆にアピールする気満々の直し方です。
なるほど、この直し方なら繰り返し、永久に履けるような気がしてきました・・
穴やほつれを直すだけじゃなく、シミ隠しなども大胆に出来ちゃいます。
そしてこのダーニング、必要な道具が「ダーニングマッシュルーム」って名前なんです。
何でも横文字に置き換えると、カッコよく思えてしまう日本人にはピッタリですね。
おばあちゃんが、靴下を直すときに白熱電球を使っていましたが、使い方はこれと同じです。
(LED電球は丸いものや平らなものなど、いろいろあって代用にもってこいです)
どうです? 皆さんはこんなチャレンジ出来そうですか?
すがすがしく、なんとも開放的じゃありませんか。
こんな補修なら、それほどテクニックもいらず、むしろ不器用感があった方が逆にセンスが良いかも知れませんね。
より衣類に愛着も生まれそうです。
話は変わりますが、娘が今これでもかっていうくらいに切り裂いた、ダメージデニムを履いています。
更に話は変わりますが、肘当て(エルボーパッチ)の付いたジャケットを着こなしている紳士も稀に見かけます。
これ、うちの主人がやったらただの悲しきビンボー人です(笑)
こういう攻めのファッションって、なかなか私たちには真似できません。
でもこうした個性的な人が増えて、このような修復が恥じゃないというか違和感がなくなった時、何だか本当に心に余裕がある暮らしができるようにも思えます。
自分に自信が持てれば良い意味で、人目が気にならなくなるんでしょうね。
・・・・なんて考えていたら、我が家の玄関でダーニングマッシュルームを見つけてしまいました。
おお、こんな身近にあったとは・・・
これはきっと、私にもやってみてと言う啓示なのですね・・・
今度誰かの靴下に穴が開くのが楽しみです!
(出来れば私以外ので・・・)