あきどまり・あき口の始末 綺麗な縫い方
ミシンの縫い方のお悩みです。
「ミシンの押さえが邪魔で、自分がどこまで縫っているのか解りません。例えば、あき口の始末をする時なども、縫いすぎたり縫い足りなかったり実際のあきどまりの位置で上手く止められません。慣れるしかないのでしょうか?」
それでは、質問にお答えする前に
先ずは、あき止まりについての復習から
あきどまり・あき口とは
あき止まりとは下図のように、あき口の終わりを意味します。
巾着の袋口や、スカートのスリットなど様々な所に見られますね。
「あきどまり」の綺麗な縫い方について
あき止まりの位置に針を下し、4~5目ほど進んだ所で、同じ数だけ返しをします。
後は、直線で縫います。そうすると解けたり、あき口が短くなることもありません。
「あき口」の始末 コの字の綺麗な縫い方について
押さえが邪魔でどこまで縫って良いのか解らない場合、良く聞くのは線を引いたり待ち針などで目印を付ける方法です。この方法でも問題は無いのですが、私たちは基本的に縫い目を数える習慣が身に付いています。
縫いどまりが近付いたところで一旦止め、押さえを上げてあと何針縫うか確認します。
工業用や職業用ミシンは、針が下がった状態で停止しますので、そのまま押さえを上げます。
家庭用ミシンは、近付いたところで一旦止め、はずみ車で針を下してから押さえを上げます。
(最近のミシンは針が下の状態で止まるタイプもあります)
そして、あと何針位縫うかを確認してから、再開します。
押さえを上げるときは、針が下りていることを確認する習慣をつけておくと良いですね。
縫い目を数える習慣は、色々なシーンで応用が効きますよ。