入園・入学グッズの綿生地(コットン)指定は何を意味するの?
長年あまり意識してなかったのですが、極まれに幼稚園からの入園入学グッズプリントに
「綿生地使用」と書かれていることがあります。
言われてみれば、過去お客様にも「これって綿生地ですよね?」と念を押されることがありましたので、そのお客様ももしかしたら「綿生地使用」とプリントで指定されていたのかもしれませんね。
生地屋さんで入園入学グッズ用に売られている生地はほとんどが綿100%です。
当店でも一部例外として綿麻生地やポリ混の生地はありますが、保有しているのはほとんど綿100%の生地です。
ところでこの「綿生地使用」の意図は何なのでしょうか!?
おそらく文字通り、「綿(コットン)100%の生地を使用して」と考えていいと思うのですが・・・
それとも、革とかビニールのバッグを持たせるなと言う広い意味なのでしょうか?
『お友達はみんな、わに革のレッスンバッグや、シルクのスモックを着ていたよ』などと言う格差社会への配慮だったりして。
ちなみに綿100%以外の生地を探すとなると下記の生地が思い浮かびます。
- 麻、綿麻、綿ポリ、絹、羊毛、レーヨン、キュプラ、ナイロン、ポリエステル、アクリル・・・・
例えば、綿に少しだけポリエステルを混紡させると乾きやすくシワになりにくい生地が出来ます。これらはスモックやお昼寝布団カバーなどにも良く利用されます。
又綿麻生地なども風合いが良く、レッスンバッグや巾着などにも好んで利用されています。(これらも綿生地に入れていいのかなー)
綿の特徴は、天然素材で柔らかくサラッとしていて肌触りも良い事です。肌着にしてもチクチクせず汗を吸収してくれます。また汚れてもお洗濯でき、丈夫で長く使用できます。
そしてお値段もお手頃で庶民にも助かります。
繰り返しますが、入園入学に合いそうな生地は大半が綿100%です。だから悩む必要はないのでしょうが、結局わざわざ記載する目的が何なのか気になる所です。
(細かいところが気になるのは私の悪い癖?)
「綿生地使用」の記載の意図がもっと深いところにあるのでしたら(ご存じの方)是非教えて下さい。
綿生地だけでは探しにくい?
大きな生地屋さんに行って「綿生地を下さい」と尋ねると、もしかしたら店員に外人の様なリアクションを取られるかも知れません。
麻100%やシルク、オガーニックコットンと言った特殊な素材はコーナーもしっかりしているのですが、綿生地はいたるところにあるのが普通です。
(シロートだと思って馬鹿にしやがって!と思わないで・・)
ちなみにお店によってさまざまですが、生地は色々な分け方がしてあります。
- 素材(麻・シルク・オーガニックコットン・合皮など)
- 織り方・編み方(帆布・サテン・ガーゼ・ツイル・ニット・リブなど)
- 加工(キルティング・ラミネートなど)
- ブランド(リバティ・ソレイアード・作家など)
- 用途 (カーテン・ドレスなど)
- 柄 (無地・カラー・プリント・和柄・縞・ドットなど)
- 特設 (季節商品など)
ねっ。この中から目的の綿生地を探すのって結構大変そうでしょ・・
そしてネットで「綿生地」だけを頼りに生地を探すのは更に大変です。
たくさんの店舗に加え、織り方の種類などが出てきて、余りの多さに嫌になることでしょう。
上手な生地の探し方
やはり初めての生地屋さんで途方にくれない為には、好みの素材・色柄の他に織り方の違いくらいは予習しておくのがベストですね。