ジーンズの裾上げ、家庭用ミシンでのやり方。おすすめの針と糸、そしてポイントは?
皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
今日は、「ジーンズの裾上げ」についてのお話です。
ジーンズ販売店でも購入時「裾上げ」は大抵無料で行ってくれますが、後から手直ししたい場合もありますね。
裾上げでしたら、リペア店やお洋服のお直し屋さんでも800円~1,000円程度で直して貰えます。
ちなみにヴィンテージのジーンズがお好きな方や、こだわりのある方はご存知かと思いますがジーンズには「チェーンステッチ (環縫い)」と呼ばれているものがあります。
縫い目の裏側がチェーンのように見えるステッチですが 、ヴィンテージに限らずすべての裾上げに対応して下さる専門ショップもあります。
『アメリカのユニオンスペシャル社製のチェーンステッチ・ミシンを保有しています』などと謳われている所がそうですね・・・
もしお近くになければ、ネットでも1,000円+送料程度でそういったこだわりのお店が探せます。
ステッチにはそこまでこだわらない、街の普通のお店程度の裾上げで良ければ、ご家庭のミシンで問題なく裾上げできます。
ジーンズだからって特別難しい訳ではありません。(ミシンによっては糸調子が難儀な場合もありますが・・・)
使う針や糸を間違えなければ普通のお店とそんなに遜色なく裾上げ出来ますよ。
せっかくミシンをお持ちでしたらご自分で直されるのが良いですね。
今日は、ジーンズの裾上げに最適な針や糸の選び方、そしてちょっとしたコツについてご紹介します。
ご家庭でも出来る、ジーンズ裾上げに最適な糸、針とは?
ジーンズの特徴は丈夫で生地が厚い事です。最適な糸はお使いのミシンによっても異なります。
お持ちのミシンに合わせてお選びください。
工業用/職業用ミシンの方
職業用ミシンの方はこちらの20番手の糸が良いでしょう。
フジックスやカナガワなどからジーンズ/デニムに最適な糸として販売されています。針は16番程度が良いです。
家庭用ミシンの方
家庭用ミシンの方には、シャッペスパンの30番をお勧めします。30番は家庭用ミシン向けで厚地用として最も太い糸です。
大抵の家庭用ミシンの場合は設計が30番手までとなっています。
「上のジーンズステッチ#20を使っちゃダメなの?」というご質問には何ともお応えが難しいですね。
私も、職業用ミシンを買うまでは、上記の糸を家低用ミシンで使っていました。もちろん上糸・下糸共に20番手です。
当時はまだ今ほど知識はありませんでしたが、何も問題はありませんでした。でもたまたま壊れなかっただけかも知れませんね・・・
ミシンによっても違いますし、使用頻度にもよると思いますがおすすめできるのは30番手までになります。
また組み合わせの針は#16が良いでしょう。「家庭用ミシン針 デニム用」として市販されています。
ジーンズ裾上げのコツって何? ポイントは?
一言でジーンズと言ってもオンス(oz)によって厚みは異なります。
(オンスとは生地の重さの単位で大きくなると厚みも増します)
だから他の人が同じミシンでジーンズを縫えてたからと言っても、オンスが違えば参考にならないかも知れません。
厚い生地や太い糸を使う際はそれなりにコツが要ります。糸調子や押さえ圧などそれぞれミシンに合わせて調整してください。
また生地の重ね合わせたところは、どうしても分厚くなりますよね。
三つ折りの場合は普通で3枚、縫い合わせた部分は9枚分の厚みがあります。
ショップでも行っていますが、この部分は木槌などで叩いて生地をなめしてから行うと良いです。
(それでも無理な場合は、一番内側になる縫い合わせ部分をカットして6枚の厚さにするのもアリです)
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余談ですが、街のジーンズ屋さんで裾上げした物にはこんなにひどいステッチ落ちがありました。一本に三ヵ所も・・・
(裾上げはサービスとは言えちょっと悲しい)
こんな素人さんのお店、あなたのお近くにもあるかもしれませんよ。
裾上げの長さってどれくらい?
自分(女性)の場合はアンクル丈とか、好みで合わせれば良いのですが、男性や子供の時ってちょっと悩んだりしませんか?
主人も普段はショップの店員さんにお任せしているので、聞いてもハッキリしないし目安に困ったりします。
もちろん男性の場合も好みで違うのですが、靴を履かずに直立姿勢を取った時にかかとの裾が床に少し付く位がお店の基本らしいです。
但し、洗い縮みの無い前提ですのでご注意ください。
今日は、ご家庭でも簡単に出来るジーンズの裾直しのご紹介でした。
それでは楽しい手芸ライフをどうぞ・・・