カツラギとはどんな生地? 丈夫で大きな巾着におすすめ

カツラギとはどんな生地? 丈夫で大きな巾着におすすめ

皆さんこんにちは

ハピメイド手芸教室のmichiyoです。

 

今日は、生地屋さんで見かけるカツラギと言う生地について紹介します。

漢字では「葛城」と書きます。

 

入園入学グッズの作製用としてはあまり聞きなれない名前ではありますが、用途によっては非常におすすめの生地なんですよ。

 

カツラギの特徴はオックスよりも厚みがあり、帆布のようにハリもなく柔らかい生地なことです。例えば50センチを超えるような大きな巾着には非常におすすめの生地です。

 

それでは細かな特徴についてご紹介しますね。

カツラギとは

やらかくて丈夫な生地?

前回、とにかく丈夫な帆布について紹介しましたが、カツラギもヨコ糸に14~18番手以下の太い糸を使って織ってありますので厚くて丈夫な生地と言えます。

帆布との大きな違いは、織り方にあります。

帆布は平織ですが、カツラギは綾織で作られています。

カツラギとは 特徴織り方の種類は前にも紹介しましたが、この織り方の特徴は生地が柔らかくなることです。

 

「斜めのラインが入っているのはツイルと同じ?」と気付かれた方が見えるかも知れませんが、その通り。綾織は別名ツイルと呼ばれ、広い意味ではカツラギもツイル生地と言えるんですね。

 

カツラギはデニムと同じ風合い?

通販でカツラギを購入しようとすると生地の特徴として「デニムに似た風合い」と表記されていることが多いですね。

実際ジーンズとして売られている生地はデニムだけじゃなくカツラギも使用されています。白とか黒とか、藍色以外のジーンズがこれになります。

違いは使われている糸の太さと染め方の違いだけです。(デニムはタテ糸に先染め糸を使用するのに対し、カツラギは後染めです)

よって風合いはデニムとほとんど変わらず、ちょっと柔らかめの生地と言った表現になります。

生地には織り方の他にも糸の太さや本数(単糸か双糸)、綿の混合率によっても風合いは異なります。

(カツラギと言えば古くは双糸でしたが、今は単糸が多くなっています)

 

例えばチノパンも綾織で同じ仲間ですが、売られている製品によって風合いも変わるので言葉で表現するのは難しいですね。

 

カツラギの生地通販サイト

カツラギは大きな生地屋さんでない限り、置いていないお店もあります。

非常に柔らかくて丈夫な生地ですので、パンツなどの衣類だけでなく、バッグや巾着にも便利な生地ですよ。

家庭用ミシンでの縫製も楽に出来ます。

「オックスよりも厚手が欲しい。でも11号帆布のようなハリは要らない」という方にはぴったりです。

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