オックス生地とは? 入園入学グッズの定番生地
皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
入園入学用の生地の定番と言えば オックス生地 ですね。
一応、知らない人の為に説明すると、男性が着ているYシャツによく使われている生地です。
薄めのシャツがブロード、厚めのシャツがオックスです。
エッ、ちょっと説明が乱暴ですか?
そうですよね・・・。
Yシャツの生地は他にも10種類以上ありますし、ピンポイントオックスやロイヤルオックスなどの薄いオックスもあります。
かたや10番オックスなど厚い生地もあり・・・
そうなんです。
一言でオックスと言っても色々あるんですよね。
それでは今日はオックスについてご紹介しますね。
オックスとは
オックスとは「オックスフォード」の略で生地の種類です。
タテ糸・ヨコ糸ともに2本ずつそろえて織った平織の生地のことを指します。
(2本の糸を撚ってあるのではなく、並べて織っています)
揃えたものがオックス、撚った生地は帆布と言います。
日本ではこのように2本以上の糸を揃えて織ることを斜子織り(ななこおり)と呼んでいます。つまりオックスは斜子織りの一部ですね。
また、タテ糸2本に対し、ちょっと太めのヨコ糸1本で織った生地もあります。入園・入学シーズンになるとずらりと並ぶオックス生地はこの織り方が多いです。
オックスの特徴は、厚みがあるのに通気性が良いことです。これは糸が交わる部分に隙間が出来るから。又しなやかでしわになりにくい、肌触りが良いなどシャツにするにはもってこいの生地なんですね。
そして、肌触りが良い・通気性が良い・しわになりにくいなどはそのまま入園入学グッズとしてもおすすめできる生地と言う訳です。
ところで冒頭で説明したようにオックスでもいろいろな厚さがありますが、これは使っている糸の太さが違うためです。
太かったり細かったりするのは例外として、ここでは一般的にオックスとして売られている20番手~40番手の糸で織った生地について説明しますね。
オックス生地は普通生地の中では、中厚の生地です。
例えばブロード・シーチングよりは厚く、帆布・カツラギよりは薄めと言った感じです。
体操着入れやコップ入れと言った巾着類をはじめ、ランチョンマット・ランチバッグ・エプロン・スモックなど、幅広く使われています。
入園入学オックス生地のQ&A
オックスで大きな巾着は作製出来ますか?
オックスは巾着には最適の生地と言えます。50センチを超えるような大きな巾着でも問題ないです。但し中身が重たい場合は内布を付けるのが良いでしょう。場合によってはカツラギなどの生地も検討して下さい。
オックスで小さな巾着は作製出来ますか?
コップ袋などもオックス生地で大丈夫です。小さな袋の場合、内布を付けない方が良いです。もっと柔らかくしたければブロードやシーチングなどの生地を検討して下さい。
オックスでレッスンバッグは作成出来ますか?
オックスでレッスンバッグを作成する際は、内布を付けて下さい。それでもかなりくたっとしたバッグになります。しっかりしたバッグにしたい場合は芯地を付けたり、キルトや帆布など他の生地を選んだ方が良いでしょう。
また、キャラクター生地の場合は、オックス生地と、同柄のオックスキルトが販売されている事が多いです。組み合わせでアイテムを制作するのに向いていますよ。
オックスでスモックやエプロンは作成出来ますか?
オックス生地はスモックやエプロンにも普通に使用されています。ただし冒頭のYシャツでも説明したように、少々厚手と言うかしっかりしたものになります。お洋服の上に着るものですのでしなやかさを求めるならばブロードやシーチング又はダンガリーなども良いでしょう。
家庭用ミシンでも縫えますか?
非常に縫いやすい生地ですので、初心者の方にもおすすめです。
オックス生地を通販で購入する
オックスは、ネットで購入しても比較的差の無い(イメージと異なることが少ない)生地です。そういう意味では安心して探せます。但し、10番オックスなど特殊なものもありますのでそこだけ注意しましょう。
今日はオックス生地についてのご紹介でした。
それではまた・・・