レザークラフトで初心者が最初に揃えた方がよい道具Part.1
こんにちは。手芸大好きライターの大象みかです。
「レザークラフトを始めてみたい。でも、何から揃えたらいいの?」とお考えの方はいらっしゃいませんか。
私もレザークラフトを始める前にすごく悩んだのを覚えています。
レザークラフトの本を読むと、いろいろな道具が必要だと書かれています。実際道具は必要なのですが、高価なものから、安いものまでさまざまです。
今回は初心者の方がレザークラフトを始めるのにまず必要な道具をご紹介いたします。
セットで買った方がお得かどうか?
Amazonなどを見ると、レザークラフト用の道具が10点以上入ったセットがあります。
一見すると「これを買えば、すべて揃うのでは?」と考えるでしょう。
でも、私は「セットの中のものを全部使うとは限らないのではないか?」と考えました。使わないものが入っていたら、無駄になってしまうと感じたのです。
レザークラフト用の道具セットはお得になっています。しかし、私は「音を出さないでレザークラフトを楽しみたい」と考えていたので、まず、木槌が入っているものは必要ありません。
それと、家に目打ちはあったので、目打ちが入っているセットも二重になってしまいます。
それと、レザークラフトの道具セットは海外製品が多いです。「菱目打ちが十分に研がれていない。自分で研がないといけない」とレビューに書いてある商品もありました。
それで、重要な道具は国産の商品を選びたいと考えました。
菱目打ちを木槌で打つときはかなりの音がします。音を出してもよい環境の方にはこちらをおすすめします。
クラフト社や誠和などの国産メーカーの道具セットは、品質もよく使いやすいです。
クラフト社 レザーハンドソーイングセット
セイワ レザークラフト 18点セット
私の場合は、一つひとつ納得した道具を選びました。それもできるだけ安くということも考えに入れて。
「この部分は安くてもいい。でも、この部分は譲れない」というのがはっきりしていたので、まず、揃えた方がよいものを紹介します。
①菱目打ち(4本菱目打ち、2本菱目打ち)
菱目打ちは製作するものの大きさによって、目の間隔を変えたりします。
まず、初心者は4mm間隔の4本菱目打ちと2本菱目打ちを用意するとよいでしょう。
②目打ち
革に印をつけるときに使います。
私は家にあったので買っていませんが、これはメーカー品でなくてもよいでしょう。
③トコノールかトコフィニッシュ
革の床面(裏面)は毛羽立っていますので、これを塗って磨きツヤを出します。
どちらを選ぶかは「トコノールとトコフィニッシュの違い」の記事もご参照ください。
④プレススリッカー
⑤革包丁か別たちか大き目のカッター
革を切るときに必要です。大き目のカッターが家にある方はそれでもよいでしょう。
私は別たちを使ってみたかったので、別たちを買いました。
⑥マルチステッチンググルーバーか、ステッチンググルーバーか、ディバイダー
コバに当てながら、縫う線を引くための道具です。
これら3点のうち、好みでどれか1点を買えば間に合います。
私は、溝引きもできるマルチステッチンググルーバーを買いましたが、溝引き機能が必要なければ、ステッチンググルーバーでもよいでしょう。
⑦縫い針
レザークラフトをするときは、2本の針を同時に使います。
最低2本はいりますね。糸の太さによって、「太・細」がありますが、私は細めの糸で縫いたかったので、「細」を買いました。
⑧糸
レザークラフトは蝋を引いた糸か、もしくは糸に自分で蝋を塗って使います。
私は自分でどれくらい蝋を引いたらいいのかわからなかったので、蝋引き糸を買いました。作品をいくつも作るうちに、自分の好みの蝋の加減がわかってくるでしょう。
糸にも「細糸、太糸、中細」などがありますが、これも好みで選びます。
⑨菱ギリ
音を出さずにレザークラフトを楽しみたい方に必須の道具です。
私は太いタイプを愛用しています。
⑩コルク板
菱ギリを使う方は、コルク板を敷いて穴を開けます。
⑪木槌かゴム製ハンマー
菱目打ちで穴を開ける方は、必要になります。
百均のゴムハンマーでも十分使えます。
⑫ゴム板
菱目打ちで打つとき、敷きます。
Part.1では、レザークラフトに必ず必要になってくる道具を紹介しました。
次回、Part.2では、「あると便利な道具」を紹介いたします。