洋裁、ポケットの種類を覚えて素敵なお洋服を作ろう!

皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
洋裁をやっていて、当たり前にある作業がポケット付け。
ポケットは収納という実用面だけでなく、装飾やアクセントとしても重要な役割があります。
とは言うものの、私も最近はマンネリ化したものしか作っていないんですよね~。
そんな時、見かけたのがこの「ドーナツ型パッチポケット」
簡単なパッチポケットなのですが、少し工夫するだけでこんなに遊び心満載なポケットになるのですね。
とても参考になります。
ちなみにこちらは、2017年12月に発売されたばかりの新刊になります。他にも素敵なお洋服が型紙付きで紹介されていますよ。
洋裁も独学でやっていると、どうしても創作パターンが限られてしまいがちです。
ポケット一つとっても、いろいろな種類がありますので基本はしっかり押さえておきたいですね。
ポケットの種類は3つ
ポケットもお洋服のデザインに合わせて、いろいろな種類の作製方法があります。
バリエーションが増えれば、シーンにより使い分けも出来ますよ。
多くの裁縫教室では、ポケットを下記の3分類で分けていますね。
- パッチポケット
- シームポケット
- 切りポケット
パッチポケットとは
パッチポケットは、ポケットの形を作って後から縫い付けるタイプです。
ポケットのない洋服やズボンにも後から簡単に付けられます。
特徴は、簡単でしかも丈夫な事。生地の使い方によってはアクセントにもなります。
- 丸型、角型
- フラップ、ファスナー付き
- マチ、プリーツ付き
- カンガルーポケット(パーカーの前などに使用)などなど。
シームポケットとは
シームポケットは脇の縫い目など、縫い線を利用した表面に見えないポケットです。
縫い目の一部に手が入るポケット口を残して、袋布を付けるタイプです。洋裁教室によっては、切りポケットの仲間として紹介されるところもあります。
- 脇ポケット(スカートの脇やコートの脇など)
- チケットポケット(スーツの内ポケット)
切りポケットとは
パッチポケットが後付けするのに対し、切りポケットは縫い込むタイプとなります。
お洋服のデザインやラインを損ねないように、スッキリしたポケットになります。
失敗が許されないと言う面では、難易度が高いとも言えますね。
- スラッシュポケット・・・切り込みを入れて作るポケット
- 箱ポケット・・・箱型に作ったポケット
- 片玉縁ポケット・・・切り込みを入れて、切り口の片側をふちどりして仕上げるポケット
- 両玉縁ポケット・・・切り込みを入れて、切り口の両側をふちどりして仕上げるポケット
先にご紹介した新刊以外にも、詳しい解説書がありますので、おすすめ本を紹介しておきます。
こちらは、水野佳子さんの著書で、上記でご紹介したたくさんの種類のポケットの作製方法が載っています。
実物大型紙が付属していますが、ポケットの大きさはそんなに個人差がないので参考になります。
ステッチの見えないパッチポケットなどの縫い方も、図解で分かりやすく解説されていますよ。
それぞれのポケットの付け方について、実技で役立つテクニックが学べます。
最後に、佐藤貴美枝さんの著書です。
こちらは、シリーズ3部作のひとつです。
「ポケットだけで・・・」と考えると、少々お値段が気になるかも知れませんんが、その分中身の濃い参考書となっています。
かんぬき補強など実用面での説明もあり、きちんとした縫製を学びたい、ワンランク上の洋服を制作したい方にはおすすめの本と言えるでしょう。
今日は、洋裁のポケットの種類と、おすすめ本のご紹介でした。
それでは素敵なソーイングライフを・・・