フリルギャザー付きバッグの作り方 ギャザーを綺麗に見せる7つのポイント
皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
お洋服やスカートなどで女の子らしいデザインを考えた時、カラーコーデと共に頭に浮かぶのは、フリルなどの装飾です。
やっぱり、レースやフリルといったヒラヒラは、とってもフェミニンな印象を与えますよね。
時には可愛らしく、また色遣いや生地質によってはエレガントなおもむきにもなります。
フリルの場合は、パターンが大体決まっておりまして、長方形か円形の2パターンから選ぶことになります。
- ギャザーフリル
- タックフリル
- 円フリル
ギャザーフリルやタックフリルには長方形のパターンを使用します。
一方、円フリルはドーナッツのようなイメージですが、内径と外径の長さが大きく異なるため、よりフワフワ感を出すことが出来ます。
スカートなどを手作りする場合は、円フリルも考慮に入れると良いでしょう。
今日は、レッスンバッグに2段フリルを付けた時を例に、ギャザーフリルの作り方のコツをご紹介します。
ギャザーの寄せ方の基本は、お洋服でもバッグでも同じです。
ギャザーフリルの作り方
先ずは、ギャザーの作り方の基本です。
洋裁でギャザーとは、縫い縮めることを意味します。
合印は数か所入れる。
ギャザーを付ける布(つけ布)とギャザーフリル作製用の布に、それぞれチャコペンなどで合印を入れます。
合印とは、最終的にそことそこが合わさるという目印のことです。
完成でギャザーが均等となるように、等間隔で何か所か印を入れておくと良いでしょう。
縫い目は粗くする。
手縫いの場合は、粗目でぐし縫いをして下さい。
ミシンの場合も同じく、粗目(3~4ミリ程度)で縫いましょう。
ところで皆さんはミシンの縫い目の長さはきちんと使い分けていますか? 詳しくはこちらで詳しく紹介しています。
(以下、ミシンを使用した場合で説明します)
縫い目は2本以上入れる。
先ずは、縫い代の中間に1本ミシンをかけます。1センチの縫い代だったら5ミリのところです。
次に縫い線のキワにミシンをかけます。大体2ミリ程度離れた場所でよいでしょう。
両端の糸は返し縫をせずに、10センチ程度余らせておきましょう。
1本でもギャザーはよりますが、きれいに寄せることが出来ません。またドレスなどボリュームのあるギャザーを寄せる場合は、3本通すと綺麗に仕上がりますよ。
場合によっては、糸調子を変える。
あとで下糸を引っ張りますが、この時下糸が真っすぐになっていると引っ張りやすくなります。
真っすぐというのは、糸調子が合っていない状態のことです。
具体的には、上糸が弱くなるように糸調子を変えると良いです。
糸調子の詳細はこちらで詳しくご紹介していますので、分からなければご参照ください。
ただ、私の経験上ほとんどの場合は、そこまで気にしなくても大丈夫です。
どうしてもうまくいかない時のみ考慮する程度でよいです。
下糸を揃えて玉結びをする。
いよいよ、下糸を引っ張ってギャザーを寄せます。
この時、均等に引っ張れるように、2本の下糸を玉結びで固定しておくと良いです。もう片方の手で上糸を押えながら下糸の結び目を引っ張ります。
両方から引っ張っても良いですが、私の場合は反対側の糸はまとめて結んでおきます。
ギャザーが長い時は分割する。
均等に寄せるためには、一度に行わず、数ブロックに分けて行うと良いです。
例えば大人のスカートだったら、最初に4等分くらいに分けてから均等に縮めると良いでしょう。
布をさばきながらアイロンがけする。
最後に縫い代にアイロンをかけてギャザーを落ち着かせます。この時ヒラヒラを手でさばきながらアイロンを当てるとしっかり落ち着きます。
毎度のことながら、中間のアイロンがけは出来を大きく左右する工程です。目打ちなども使いながらきれいに仕上げましょう。
取り付け方法は、アイテムによっても異なりますが、つけ布とギャザーの合印を合わせ、マチ針などでとめた後ミシンをかけます。
つけ布が薄地、又は伸縮性のある生地の場合は、縫い代の裏に伸び止めテープを貼っておくとギャザーが安定しますよ。
初めてギャザーにチャレンジする方は、裁断の長さも分からないかと思います。
フリルギャザーの場合は、大体1.8倍くらいを目安として好みに合わせて長さを変えると良いでしょう。
ちなみに上記はギャザー分量をちょうど2倍にしています。
横幅40センチでしたら、40×2×2=160センチと縫い代を足した分の長さが必要という計算です。
今日は、ギャザーの基本と、フリルギャザーの付け方のご紹介でした。
レッスンバッグにフリルを付ける場合は、お洗濯が少々面倒になりますので、その辺りも考慮して下さい。
なお、ギャザーを付ける頻度の多い方は「ギャザー押え」も検討すると良いでしょう。
それでは素敵な手芸ライフを・・・