余ったレザーの有効活用アイデア、レザークラフトでチャームを作ろう!
こんにちは。手芸大好きライターの大象みかです。
皆さんは「チャーム」をご存知ですか?ブレスレットやネックレスについている飾りのことをチャームと言います。
チャームにはお守りの意味もあり、最近ではチャームをバッグやポーチにつけたり、キーホルダータイプにしたものもあります。今回はレザークラフトで作る葉っぱの形のチャームの作り方をご紹介いたします。
趣味のレザークラフト、葉っぱのチャームの作り方
準備するもの
- 外革:牛革
- 糸:ビニモMBT 5番手
- 金具:キーホルダー
必要な道具は「レザークラフトで初心者が最初に揃えた方がよい道具」をご参照ください。
葉っぱのチャームは手のひらに乗るほどの小さなサイズなので、細い糸の方が合うと考えて、ビニモMBTの5番手を使っています。
革は葉っぱなのでグリーンの革を選びました。キーホルダーは昔からあるベーシックな形を選びましたが、お好みでナスカンのものや、ゴールドカラーのものを選んでもおしゃれに仕上がりますね。
尚、パレットさんではレザークラフトに必要な皮革や糸はもちろん、キーホルダーなどの補助材も一度に購入することが出来ます。品数も豊富でレザークラフトファンには人気のお店です。
図面
1.最初にフリーハンドで葉っぱのイラストを描き、図面を描きます。
手書きによって味が出るのですが、キチンとしたものにしたい場合は下記の無料型紙をご利用ください。
葉っぱのチャームの無料型紙はこちら(A4サイズ1枚)
●印刷した時に少し小さくなる方へ・・・
印刷メニューにて、「実際のサイズ」を選択して印刷してください。(拡大縮小や合わせるにチェックが入っていると正しい寸法で印刷されません)
型紙の作成
2.図面を見て、型紙を作ります。
3.型紙を革に当て、目打ちで印をつけます。革を切りますが、今回は曲線が多いので、革用ハサミを使うと切りやすいでしょう。葉っぱ本体は2枚切っておきます。
4.キーホルダーのリングに通す革を通しておきます。本体の裏面に革用ボンドを塗ります。
5.キーホルダーのリングに通す革を2つに折り、2枚の本体に挟んで接着します。乾くまで待ちましょう。
縫製
6.マルチステッチンググルーバーを3mmにセットして、葉っぱの外周にガイドラインを引きます。
葉っぱの葉脈も目打ちで印をつけます。外周も葉脈も、菱目打ちで印をつけ、菱ギリで穴を開けます。
外周は曲線なので、2本菱目打ちを使うといいでしょう。
7.まず上から縫い始めて、外周をぐるりと縫います。
縫い終わりは3目くらい返し縫いをしておくと安心です。
8.次に横の線の葉脈を上から順に縫います。縫い終わりは、外周の右の方で3目返し縫いをして終えています。
9.横の線を3本縫ったら、縦のラインを縫います。こちらも最後は外周の左端で返し縫いをして終えています。
仕上げ・完成
10.キーホルダーらしくなってきました。横のはみ出た革をハサミでカットして、トコノール、トコフィニッシュ、CMCのいずれかをコバに塗り、プレススリッカーで磨いたら出来上がりです。
余ったレザーの有効活用
茶色の革で葉っぱのチャームを作ってみました。キーホルダーを通さず、後で革紐を通すとバッグにつけやすいチャームになります。茶色なので落ち葉のようなイメージですね。
他にもボールチェーンを通しても使いやすいチャームになります。
またお気に入りの余ったレザーの色や形に応じて、それぞれ工夫してみるのも面白そうです。皆さんもいろいろ試して作ってみてくださいね。