面ファスナーって何?色々あるマジックテープの選び方!
皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
マジックテープ はご存知ですよね。
あえて難しく説明するとフックと呼ばれる突起の面と、ループと呼ばれる起毛の面とがくっつくアレです。
子供の頃、靴はほとんどマジックテープでしたし、衣料やかばん等、いろんなものに使われていますので日本人で知らない方はいませんよね。
このマジックテープ、正式には 面ファスナー と呼びます。
でも意外と認知されていないのですよね。
ちなみにマジックテープは株式会社クラレの登録商標です。もちろん他のメーカでは表記できません。
同じくベルクロテープと言うのも登録商標ですので、一般名称ではありません。
私たちは職業柄、入園入学グッズのプリントをたくさん見かけますが、「面ファスナー」より「マジックテープ」の表記の方が断然多いですね。
やっぱり多くの人の感覚では「面ファスナーって何?」となるのでしょうね。
知名度では圧倒的に有利なマジックテープですが、お店には色々な種類、名称の面ファスナーが売られています。(マジックテープと表記の無いものは全て偽物と言う訳ではございませんからご安心を)
強力タイプとか、カラフルなもの、丸く切り取ったものなど色々販売されています。
極薄タイプのメカニカルファスナーという商品もありますので用途に応じて選ぶと良いですね。
例えば入園・入学用のかばん等に使用されるのでしたら、100円均一の物でも十分大丈夫ですよ。
なお、強力タイプは、本当に強力で小さなお子様の力では付け外しが厳しいです。又、生地も負けてしまいますので、入園入学グッズには不向きです。
また、良く質問されるのは、縫製用/粘着用/アイロン接着用どれを買えば良いかです。
縫製用/粘着用/アイロン接着用の違い
手芸店に市販されている面ファスナーは大きく分けて 縫製タイプ と 粘着タイプ とに分かれています。
更に粘着タイプは、両面テープのタイプとアイロン接着のタイプに分かれます。
これも用途に応じ使い分けをすれば良いのですが、開閉の頻度の高い物、例えば入園・入学グッズのかばん等は、どうしても縫製が必要となります。
面ファスナー自体の材質は縫製用も粘着用も同じですので、「粘着タイプで仮止めをした後で縫い付ければさらに良いのでは?」と思われるかもしれませんが、実はミシンにとって、粘着タイプは天敵なのです。
ミシンは非常に精度を要する機器で、針はもちろん上糸、下糸の加減によって驚くほど調子が変わってきます。特に針についた糊は、目には見えなくても品質に大きく影響します。
つまり私たちプロは、粘着用は縫製には使用しておりません。
面ファスナーを持ち込みで当店へご依頼される方は、是非「縫製用」と書かれたものをご用意下さい!
ちなみにご家庭で、ミシンではなく手縫いする場合は粘着タイプが良いと思います。
面ファスナーの付け方講座
ショルダーバッグや、封筒型お弁当入れなどに面ファスナーを付ける際は、中身の量が変わっても大丈夫なようにお互いを垂直に付けると良いですよ。
「オスメスどっちにどっちを付けたらいいの?」と迷った場合にはこちらの記事を参照ください。
今日は面ファスナー(マジックテープ)のご紹介でした。
それではまた・・・