もうすぐなくなる「指定外繊維」表示、テンセル・リヨセルはどうなる?

もうすぐなくなる「指定外繊維」表示、テンセル・リヨセルはどうなる?

皆さんこんにちは

ハピメイド手芸教室のmichiyoです。

 

もうすぐ、「家庭用品品質表示」から「指定外繊維」の表示がなくなります。

これまで衣類の洗濯表示を見て、「指定外繊維って何?」と疑問をもたれた方がいらしたかも知れませんね。

(人によってはマイナスイメージも合ったかもしれません。)

 

ちなみに、上記の画像は、たまたまお洗濯したばかりの主人のズボン。

タグの(リヨセル)とはユーカリの木を原料に作られた天然繊維のことです。

溶剤は自然や人体に無害なものを使用し、繊維もやがては土へ戻るというとってもエコロジーな繊維でもあります。

 

私と同世代の方々には、「テンセル」と呼んだ方が、分かる方が多いかもしれませんね。

テンセルは数十年前、柔らかい風合いの生地として爆発的に人気がでました。

私もデニムなど数着買いましたね・・・

もちろん今でも、衣類はもちろん寝具やショーツなど、吸放湿性が高く衛生面に優れると言う事で人気の繊維です。

テンセルとリヨセルは同じものと思って良いですが、比較的新しい繊維であったため、これまではどこの分類にも属さず、「指定外繊維」として表示されていました。

それが今回の改正で下記のように変わっています。(2017年4月1日施行、1年間は移行猶予期間)

  • 改正前) 指定外繊維(リヨセル)
  • 改正後) 再生繊維(リヨセル)

改正後の繊維分類(繊維の指定用語)

分類表示名 (例)
植物繊維綿・コットン・麻・亜麻など
動物繊維毛・羊毛・キャメル・カシミヤ・アンゴラなど
再生繊維レーヨン・キュプラ・リヨセルなど
半合成繊維アセテート・トリアセテートなど
合成繊維ナイロン・ポリエステル・アクリルなど
無機繊維ガラス繊維・金属繊維・炭素繊維など
羽毛ダウン・フェザーなど
分類外繊維その他の名称
※複合繊維〈ポリエステル/ナイロン〉など

 

品質表示改正と言えば、2016年12月に洗濯表示方法が大きく変わりましたね。

今回の変更も繊維の由来が分かりやすいよう、消費者がイメージしやすい分類となっています。

・・・とはいえ、重複期間はどうしてもややこしくなりますよね。

 

品質表示は、一般消費者が知らずに損をすることがないように定められたものです。

着心地やお洗濯に役立つ情報ですので、素材の特徴を知って、賢く利用しましょう。

 

それではまた・・・

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