紳士用ズボンファスナーの交換方法(曲がったファスナーの謎)
皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
先日週末作業に出かけた主人が、ズボンのファスナー全開で帰ってきました。
どうやらトイレで引っかかったまま、力任せに開けて壊れたようです。
金属ファスナーのエレメント(務歯)がいくつか取れてしまっています。
最初は他のファスナーのパーツを持ってきて、ごまかそうとも思いましたが、よく見ると他にも危なそうな場所が見られます。なるほど、YKKじゃない無名のファスナーってこんなもの?
また壊れても困りますので、とりあえずファスナー丸ごと交換することにしました。
ところで皆さん、男性用のズボンファスナーは特殊だってご存知ですか?
何が特殊かと言うと、先が曲がっているのです。
こんなこと、業界人か交換したことがある人しか知らないですよね・・・
紳士ズボン用のファスナーはYKKからは「ミトラ」という名前で発売されています。
1957年(昭和32年)より、発売されていますので、私が生まれるより遥か以前ですね・・・
縫製の先輩方に聞いたところでは、ミトラが出るまではわざわざ熱を加えて曲げて縫製していたようですよ。
これまで手芸店で、曲がったファスナーを見かけて「何に使うんだろ?」と思っていた方もいらっしゃるかもしれませんね。
(不良品じゃないですよ・・・)
ファスナーは種類も多くて探すのも一苦労ですが、ネットで紳士用ズボン・スラックスのファスナーをお探しの方は「ミトラ」で検索してみてください。
ちなみに男性用ズボンでも、ファスナーが短いものなどはストレートタイプのものもあります。
最近は、デザインなのか女性のように股下の浅いタイプも見かけますね。
今回のズボンは、作業用でゆったりしたものだからか、単なるコストダウンなのかは知りませんが、曲がっていないストレートファスナーが付いていました。
先ずは、解体作業。
ある程度縫製のできる方ならば、解体途中の画像を撮っておけば何とでもなるでしょう。
初めての方には、ご参考までにYKKの「ファスナーの上手な縫い方」もリンクしておきますね。
今回は、わざわざ購入するのももったいなかったので、余っているストレートのエフロンファスナーを取り付けしました。
服飾系として紳士スラックスやユニフォームなどにも普通に使われていますので問題ありません。
色やタイプは違うけど、一応ロック機構もあるし、普段見える場所でもないので良しとしましょう。
今回もそうでしたが、割と数回しか履いていなくてもファスナーが壊れてしまうことはあります。
でも全体交換となると、お直し料金も2~3千円かかることもありますね。
あきらめて捨ててしまっている方も見えると思いますが、せっかくですのでご自分でトライしてみるのも良いでしょう。
今日は、男性用ズボンのファスナーの探し方のご紹介でした。
他にもファスナー関係の疑問は下記の記事もご参照下さい。
それではまた・・・