初心者にもおすすめ!バッグのキルト芯の選び方
皆さんこんにちは
ハピメイド手芸教室のmichiyoです。
今日は、バッグに使用する キルト芯 についてのお話です。
入園入学シーズンで布製品を手作りされる方も多いと思います。
手持ちの生地でレッスンバッグを作ろうと思うけど、ちょっと生地が薄すぎて心配。
そんな時は「キルト芯」を貼るのも手ですね。
「キルト芯」とはふわふわした綿の層のことで、「キルト綿」ともいいます。
普通の手芸店や通販などネットショップでも購入できます。
布と布の間に綿を挟んだキルティング生地と同じような感じになりますが、キルト芯自体に厚みや固さ(密度)などの種類がありますので、自分好みの風合いのバッグが出来上がりますよ。
例えばフワフワなバッグやほんの少しだけクッション性のあるバッグなど・・
もちろん大人向けにもgood!
また、キルティングのようにステッチを引っ掛けてしまう心配も不要です。
ところで以前「接着芯のお話」をしましたが、種類がめちゃくちゃ多くて、使い分けも難しかったですね。(接着芯の選び方ってプロでも難しいんです)
キルト芯も結構種類がありますので、同じようにどれを購入したら良いのか迷われる方も多いと思います。
今回もハンドメイドバッグを例にキルト芯の選び方と貼り方を説明します。
キルト芯の種類と選び方
キルト芯には下記のタイプがあります。
- 接着なしのタイプ
- 片面接着タイプ
- 両面接着タイプ
例えばキルト芯を良く使うパッチワークでも、風合いや作りやすさから、色んな選択肢がありますね。
バックを作製する場合はどうでしょうか?
私の場合は、出来上がりがしっくりくることから、片面接着タイプを好んで使用しています。裏地ではなく、表地に貼ります。
●バイリーン片面接着キルト芯(145g/㎡)ハードタイプ
●バイリーン片面接着キルト芯(120g/㎡)ソフトタイプ
接着タイプは初心者には難しいという方がみえますが、そんなことはありませんよ。
下記に付け方もまとめましたので参考にして下さいね。
それから、良く迷うのが「ドミット芯」です。
手芸店などでよくこの表記を見かけますね。
「キルト芯」と「ドミット芯」の違いはなんなのでしょうか?
「ドミット(R)」は実は日本バイリーン㈱の登録商標です。
バイリーンと言えば、この業界で知らない人はいないですね。
ネット入りタイプ などは手芸店で見かけることは少ないですが、安定感があってバッグの持ち手などにも推奨されていますよ。
ドミット芯ってなぁに?
ふくらみのある綿と裏打ち材の2層が一体となったキルト芯の定番です。キルトならではの立体感と美しいキルトラインを表現することが可能。また寸法安定性に優れている為、ヨレの少ない正確なハンドキルティングが出来るとともに、作製完成後、型崩れしにくいのも大きな特徴です。
~日本バイリーン㈱~
その他にも用途別に色々なタイプのキルト芯があります。
- 難燃タイプ
- 綿100%タイプ
- 黒タイプ
- 吸湿・発熱タイプ
例えば鍋つかみを作るなら難燃タイプ、ベストに使うなら、吸湿タイプなどの選択ができます。
接着キルト芯の上手な付け方(貼り方)
キルト芯のアイロン接着はポイントさえ押さえておけば簡単に貼り付けできます。
下記に3つのポイントをまとめますのでお試しください。
どっち側からアイロンを当てるの?
アイロンは生地側から当てます。
(接着芯の貼り方とは逆になります)
キルト芯をアイロン台の上に置き(綿が下・接着面を上)、生地を乗せます。その上からアイロンをかけて下さい。
もちろん生地のシワは事前に失くしておいて下さいね。
直接生地にかけたくない場合は、薄い当て布をして下さい。
アイロンは動かさない
ワイシャツをかける時のように、アイロンを動かさないようにしましょう。
上から、押さえて下さい。
これは接着芯の付け方とおなじです。
完全に冷えるまで動かさない
いつも説明しておりますが、アイロン接着の最大のポイントはアイロン台にあります。
ご家庭にバキュームアイロン台はありませんので、出来るだけ脚付きのアイロン台をご用意下さい。
そして完全に冷めるまで動かさないようにしましょう。
以上、キルト芯の選び方と、接着キルト芯の貼り方の紹介でした。
それでは素敵な手芸ライフを・・・