編み物好きな皆さん、「あまった毛糸」に”愛”をプラスしてみませんか?

編み物好きな皆さん、「あまった毛糸」に”愛”をプラスしてみませんか?

全国の編み物ファンの皆様こんにちは

ハピメイド手芸教室のmichiyoです。

 

毛糸って同じ品番でもlotなどにより微妙に色が異なることがありますよね。そんなことも影響して、ついついたくさん買い込み、中途半端に余っているのはきっと私だけでは無いでしょう・・

そんな時はアクリルタワシなどの小物を作っても良いのですが、今回はもっと有意義に活用できる方法をご紹介します。

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「編み物で野鳥が救える」ってご存知ですか?

活動概要

余った毛糸の使い道・・・それはズバリ「編み物で野鳥を救おう」への参加です。

ひと言でいえば、世界で困っているヒナ鳥さんたちを助けようという活動です。

どうです、興味が湧いてきましたか?

趣味で社会貢献できるなんて、こんな幸せなことはないんじゃないでしょうか・・

 

具体的にはアメリカの野生動物保護団体(CWR)が、野鳥のヒナのために始めた活動で、「毛糸でしっかりと編んだ鳥の巣」の寄付を呼びかけているものです。

手編みの鳥の巣を届ける会事情により自力で生きていけなくなったヒナは施設で育てられ、再び野生へと飛び立ちます。

日本で出来る協力とは

日本では、東京大学で研究職をされています早水悠登氏が発起人として、手編みの鳥の巣を届ける会を2019年に立ち上げています。

「東京大学生産技術研究所 特任助教」という肩書に正直たじろぐ私ではありますが、編み物歴に関しては一応私の方が上。

と言う妙な自信だけをもって、少しお話を伺ってみました。

 

ーー早水さんは普段はどんなお仕事をなさっているのですか?

早水氏:東京大学生産技術研究所の喜連川研究室という研究室に大学院の頃から在籍しており、データベースシステムの研究に従事しています。
少し前に「ビッグデータ」という言葉が話題になりましたが、コンピュータで大量のデータを扱うための一番重要なソフトが「データベースシステム」で、その研究に携わっています。

ーーなるほど今後あらゆる分野で期待されているAIには欠かせない研究ですね。そんな方がどういった経緯でこの活動をされることになったのでしょうか?

早水氏:3月に、編み物つながりの知人のTwitter経由で Carolina Waterfowl Rescue という団体が手編みの鳥の巣の寄付を募っていることを知りました。
編み物で動物保護の役に立てるということで、その知人は協力したい気持ちはあるものの、英語という言語の壁があり、協力できないことを残念そうにしていました。
そこで、僕が必要な情報(編み方の指示など)を翻訳して日本の編み物をする人たちに提供することを思いついたのが、活動のきっかけです。

ただ、単に英語を翻訳してもアメリカに荷物を発送するのも簡単ではないので、僕のところに送ってもらって、まとめて発送するチャリティ活動という形をとることにしました。
チャリティ活動を運営するのは楽ではありませんが、僕自身が編み物を昨年12月に始めたばかりで、より多くの編み物をする人との繋がりが持ちたいといった動機があったことや、編み物を楽しむ一つの方法として面白そうと思ったことなどがあり、やってみて損はないかなと思い始めました。
必要な情報をホームページに掲載した後にTwitterで呼び掛けたところ、数日で500リツイートを超えて、思った以上に多くの方から反応を頂いたので、継続的に続けられるよう体制を色々と整えながら運営をしています。

ーーなるほど、志はあっても、なかなか行動に移せないのが普通じゃないかと思いますが、研究職と言う大変お忙しい中での行動力にただただ敬服です。
また「編み物全般の情報BOX」も運営されていますが、こちらにはどのような目的があるのでしょうか?

早水氏:昨年12月に編み物を始めてから、最初は本で勉強していたのですが、本に書いていない情報で引っかかることがしばしばあったので、編み物を学びながら自分が不足していると感じた情報をまとめる場所として編み物情報Scrapboxを立ち上げました。
現在は、主にニットカフェや編み物教室などの編み物イベント情報のまとめを中心に更新しています。

早水悠登氏

うーん、お話を聞けば聞くほど、エネルギッシュなパワーに圧倒されます。

 

なおサイトにも注意書きがありますが、日本では許可なく野鳥を捕ること、飼うことは禁止されています。

モト冬樹氏のスズメ飼育が話題となったのは、記憶に新しいところであり、その報道で野鳥と接する難しさを知った方も多いことでしょう。

この活動はあくまでも「アメリカの専門家」の呼びかけに、日本の編み物ファンとしてお応えできる内容になります。

チャリティー協力の流れ

「編み物で野鳥を救おう」活動では、下記の協力を呼び掛けています。

余っている毛糸の寄贈や、実際に編むことでしたら簡単に協力できそうですね。
みんなで鳥の巣を編む会

「みんなで鳥の巣を編む会」という楽しそうなイベントも開催されていますが、私は遠方に付き発送させていただきます。

 

それでは、早速ですが、鳥の巣を編んでみましょう。

編み図は、ホームページよりダウンロードできます。親切に「かぎ針用」と「棒針用」の両方が用意されていますので、お好きな方法が選べます。

円状ですので、よくある目数で大丈夫です。

編み物初心者でも、簡単にできますよ。

またサイトには、糸の種類や編み方など、ヒナ鳥目線で注意することも書かれています。必ず目を通してから編み始めましょう。

 

今回、3個作製してみました。

毛糸で編んだ鳥の巣

手前の2個が「かぎ針」、奥が「棒針」で編んだものです。

腱鞘炎の手術あけのリハビリにはもってこいです。

そして発送。専用の発送用紙を添付して、記載の住所へ送ります。

 

ここから先は、早水氏とボランティアの方たちにより、仕分け梱包されます。

2019年7月現在、これまでに集まった数は700個を超えているそうです。

そして何とこれまで提供されたすべての作品がアルバムとして記録されています。

もちろんそれら一連はすべて手作業。これだけでも早水氏の協力者への気持ちがうかがい知れますよね。

たくさん集まった鳥の巣

皆さんのたくさんの善意が、まとまってアメリカへ巣立っていきます。

私の巣も国境を越え、役立ってくれるといいなー。

編み物で社会貢献

編み物での社会貢献としては他にも、(公財)日本手芸普及協会らが主催する「世界のこどもたちへ編み物を贈ろう」などの活動が有名ですね。

こういった活動を主動される方々や協力者には敬意を表します。

皆さんも、余剰毛糸の活かし方としていかがでしょうか。

 

※今回掲載した画像は「手編みの鳥の巣を届ける会」よりご提供いただきました。最新情報は記載のサイトをご参照ください。

ことりと私(おまけの話)

子供の頃、オカメインコを飼っていた私ですが、田舎で暮らしていることもあり、何かと野鳥との縁を感じます。

そんな私が今春体験したエピソードです。

 

コンコンという音に目覚めると、きれいな小鳥が寝室の小窓を口ばしで突っついていました。

小鳥はおそらくセキレイ。窓ガラスを突く目的は分かりませんが、早朝だけでなく、日中もその状態が数か月続きました。

ガラスはひどく汚れ、周囲もフンだらけ。それでも神話として伝わる「神の使い」として、夫婦で癒され和んでいました。

 

それから数か月後、バサバサと言う大きな音に驚き庭先に出ると、鳥の巣の残骸と共に潰れた卵がアスファルトの上に無残に散らばっていました。

鳥の巣

セキレイが、出窓の上にこっそり巣を作っていたこと、そして大きな鳥がその巣を狙ってきたことにその時始めて気が付きました。

数10メートル離れた電線で見ていた親鳥のどこか悲しげな姿、そして飛び立って姿を見せなくなった情景だけが強く記憶に残っています。

 

この活動に目が留まったのは、そんなことも関係していたのかも知れません。

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