おすすめミシンはどれ?初心者でも後悔しないミシンの選び方まとめ
皆さんこんにちは
今年最初のテーマは、おすすめのミシン選びです。
ソーイングを楽しむには、何といっても相棒となるミシン選びが重要となります。
車が故障ばかりだとドライブも楽しめないのと同じで、ミシンの調子が悪いと創作意欲さえも無くなります。
そんなこんなで洋裁が嫌いになっちゃう方も多いのでは・・・
無理して高価なミシンを買う必要はありませんが、せめて普通に使用できるミシンを選びたいですよね。
今日は、タイプ別のミシンの選び方のポイントと、おすすめできるミシンを数点ピックアップいたします。
(具体的なおすすめミシンは後半になりますが、選ぶ前の大切なポイントがありますので順を追ってご覧ください。
おすすめのミシンを探す前に注意するポイント
ミシンはいろいろな用途に向けた種類がありますので、これからどんなことをしたいのか整理してみましょう!
まずは何を作りたいのか整理しよう
ミシンは、目的のものが難なく縫製できることが一番大切です。
そのために肝心なのは、何といってもやりたい事を整理することが、最初の重要なポイントと言えるでしょう。
当たり前のことなのですが、最近はこのスタートで間違える方が増えています。
ミシンを使う人は初心者からベテランまで幅広い層がありますし、作るものも巾着やポーチなどの小物類からお洋服やカーテン、趣味のキルトなど多岐に渡ります。
そしてそれらの用途に応じて、さまざまな種類のミシンが用意されています。
ひと昔まえは、初心者は先ずミシン屋さんを訪れて、やりたいことをいろいろ相談しながら自分に合ったミシンを選んでいました。
お店も、自ら縫製の出来る専門家がちゃんといましたしね。
ところが最近では、スマホで寝転がりながらでも簡単に検索できるため、いきなり「おすすめミシン」と入力して探す方が増えました。
こうした場合検索の上位に来るのは、大抵メーカーやキュレーションサイトばかりです。
メーカーは当然ですが自社のミシンを宣伝しますよね。まとめサイトは、おそらく縫製などほぼ未経験のライターが適当に検索した記事をパクって書いています。またアフィリエイターは収益の高いものを優先して宣伝します。紹介されるミシンが、なぜか業界ではあまりメジャーではない某メーカーに偏っているのは、単純に紹介者とメーカーにとって都合が良いからです。
私たちからしたら、絶対勧めないようなミシンですね・・。
ランキングされたサイトも見かけますが、ほとんどは外注ライターによるまとめサイトです。特徴もバラバラで適当に羅列した感が否めず矛盾もちらほら、これでは誰にとってのおすすめなのか分かりませんね。
ミシンにはこの先紹介するように、いろいろな種類があります。初心者の頃はテクニックよりも選んだミシンによって差が付くことも多いです。
まずはミシンで何を縫いたいのか、今一度整理して見ましょう。
→糸調子合せなどの知識はありますか?
→大きなバッグなども作りますか?
→キルティングなど厚い生地も縫いますか?
→お名前の簡単な刺繍などは不要ですか?
→ズボンの裾上げなどはしませんか?
→この先、お洋服作りやニット服なども縫製しませんか?
詳細記事:ミシン選びのアドバイス
値段だけで比較するのはNG
同じく激安ミシンをキーワードに探すのは危険と言えるでしょう。
例えば、子供向けのおもちゃのミシンが5,000円~8,000円程度で売られていますが、よく見かける激安ミシンは中身がこれらと大差がありません。
本来丈夫な金属であるべき部品がプラスチックだったり、針金だったりします。耐久性はもとより、これでは品質も安定出来る訳がありません。
消費者を欺こうと、わざわざ重りを付けた詐欺ミシンさえあります。
軽さやコンパクトさをウリにしているケースもありますが、ミシンやアイロンはある程度の重さが無いと機能を果たしません。特にしっかりした重心設計が重要です。
「雑巾程度が縫えれば良いから・・・」などと言う方がいますが、タオルを重ねて雑巾にするのって、慣れない方には結構難しいんですよね。
レンタルミシン店の賢い利用法でもご紹介しましたが、今しか利用しない方はレンタルも視野に入れて検討されるのが良いでしょう。
ミシンの種類と違いを知ろう
購入する際の大きなポイントとなりますので、順を追って整理して見ましょう!
家庭用ミシンと工業用ミシンとの違い
先ず、ミシンは大きく分けて「家庭用」と「工業用」に分かれています。
文字通り、家庭用はご家庭で、工業用は縫製工場で使われるミシンですね。
工業用と言えば、大きなものでパワーのあるイメージですが、他にも決定的な違いがあります。
それは、汎用か専用かの違いです。
工業用ミシンは、工程ごとに専用のミシンになっています。例えば直線縫いや、ボタン付け専用、閂止め専用など・・
一方、家庭用ミシンは一台で何でもこなすマルチタイプのミシンです。万能である反面、小さなボディに複数の機能を詰め込んだ分どうしても故障しやすいという側面があります。
その為、機能と耐久性のバランスを兼ね備えたミシンが理想となる訳です。
ここから先は、家庭用ミシンに特化してお話します。
電動ミシン、電子ミシン、コンピューターミシンの違い
- 電動ミシン
- 電子ミシン
- コンピューターミシン
これらは、時代の流れとともに進化してきました。
いわゆる足踏みミシンを電気の力で動かすようにしたのが電動ミシン、更に針の上下運動やスピード調節を電子化したのが電子ミシン、そしてマイコンを搭載し、模様縫いや刺繍など更に複雑な縫い方を可能としたのがコンピューターミシンです。
電動ミシンは少なくなりましたが、今でも開発は続けられています。
主流となった電子ミシンは、縫い始めのスピードを抑えるなど初心者にもやさしい機能が増えています。またコンピューターミシンは安全面でも配慮されている為、誤った操作でも壊れにくい特徴もあります。
フルサイズ、レギュラーサイズ、コンパクトサイズの違い
ミシンには、フルサイズ・レギュラーサイズ・コンパクトサイズと呼ばれるサイズがあります。
これは、ミシン全体の大きさを表すのではなく、「ふところ」のサイズを表します。
ふところとは、布を引き回し出来るスペースの事です。
縫製したい箇所は、いつも生地の右端とは限りません。大きなバッグのポケット付けなど、コンパクトサイズでは対応できない場合もあります。
直線縫い、ジグザグ縫いの違い
手縫いの時には、ぐし縫いやまつり縫いなどいろいろなテクニックがありましたよね。
ミシンも直線縫い以外にも、針を左右に動かすジグザグ縫いなど、縫い目の種類があります。
ジグザグ縫いは、布の裁断時のほつれ止めなどに使われますが、機能を高めていくと裁ち目かがりや、飾り縫い、文字縫いなども出来ます。
では、いろいろ極めたいならば、どんどん機能を高めたミシンを選んだ方が良いのかと言えば、そうでもありません。
例えば、ジグザグ機能はロックミシンにはかないませんし、文字縫いは刺繍ミシンにはかないません。またどんな汎用ミシンでも職業用ミシンのような馬力はありません。
その為、ある程度のスキルになると、職業用ミシンとロックミシンの2台持ちや3台持ちなど、複数持ちと言う選択肢が増えてきます。
高機能なミシン1台のお値段で、手頃なロックミシンと職業用ミシンの2台が買える場合もありますので、将来のことも考えてミシンを選ぶのが良いでしょう。
職業用ミシンとは
職業用ミシンは家庭用ミシンに分類されていますが、直線縫いのスペシャリストです。
イメージとしては工業用ミシンをコンパクトにしたものに近いかも知れません。実際ラインナップも工業用針を使用できるモデルなどが用意されています。
工業用針は種類も多く、より丈夫なものが探せます。
職業用ミシン一台では、ジグザグ縫いは出来ませんが、その分貫通力もありますし、縫製品質も安定しています。
手芸作家など、ミシンを使う頻度の高い方は是非検討したいミシンになります。
詳細記事:職業用ミシンの選び方
ロックミシンとは
ロックミシンは洋服作りの際に欲しいミシンです。特にニット服を縫製したい方には必須のミシンとなります。
Tシャツなどの伸びる生地は、全てロックミシンで縫製されています。
また、ロックミシンがあれば生地のほつれ止めも、普通のミシン(ジグザグ縫いや裁ち目かがり)よりもきれいに仕上げることが出来ます。
つまりこれがあれば、ジグザグ機能の付いた普通のミシンは必要なくなりますが、逆に直線縫いは出来ません。
通常、ロックミシンと言えばオーバーロックを指しますが、カバーステッチミシンや、複合機などの種類もあります。
詳細記事:ロックミシンの選び方
刺繍ミシンとは
コンピューターミシンのなかでも最高峰なモデルが刺繍ミシンです。
生地を張った枠を自在にコンピューターで操ることにより、思いのままの刺繍が出来ます。
ジグザグミシンを進化させた文字縫いでも簡単な刺繍は出来ますが、それとは比べ物にならない精度や大きさの刺繍が出来ます。
今は刺繍データも充実していて個別に購入出来ますし、ソフトを使用すればオリジナル刺繍も可能です。
値段も高い為どちらかと言えば趣味の世界が色濃いですが、枠を外せば普通の高機能なミシンとして使用できますので、予算のある方は選択肢に入れると良いでしょう。
詳細記事:刺繍ミシンの選び方
おすすめのミシンメーカーはどこ?
それぞれに特徴がありますので一概にココとは言えませんが、専門的に強い分野はありますね。
ミシンメーカー
今国内で販売しているミシンメーカーはこれだけあります。
- JUKI販売(株)
- ブラザー販売㈱
- 蛇の目ミシン工業㈱ (ジャノメ)
- ㈱ジャガーインターナショナルコーポレーション
- ㈱ベビーロック(旧ジューキ)
- ㈱ハッピージャパン(シンガー)
- ㈱アックスヤマザキ
- アイシン精機㈱ (トヨタ)※2019年撤退
例えば、職業用ミシンだったらJUKI、家庭用のロックミシンならベビーロック、家庭用の刺繍ミシンならブラザーが有名な会社になります。
ただ普通の家庭用ミシンでしたら、今はそれほど使用感に差は感じません。シェア的には上位の3社が安定しています。
また上記以外にも、ベルニナなど優れた海外ブランドもあります。無名ブランドは少し評判などをリサーチしてから買った方が良いでしょう。
ミシンの値段の違い
ミシンの値段は本当にピンキリです。
機能が増えれば価格が上がるのも当然ですが、要注意なのはやはり2万円以下で買えるような安価なミシンです。
パワーがない、耐久性がない、保証がない(不誠実)など、どうしても評判も悪く、買って後悔することも多くなります。
安価なミシンは、機能と耐久性とのバランスも悪いため、やはりロングランで製造されている定番シリーズの方が安心感があります。
ちなみにミシンはモデルチェンジが、毎年あるものではありません。
街のミシン屋さんでももう10年以上前から販売している機種が普通にあります。ですからおすすめミシンと言うのは2017年も2018年もそして2020年もそんなに変わるものではありません。ただ微妙な改良や本体のカラー、又はオプションの有無や販売店によってコロコロ機種名が変わるので、変わっているような錯覚はありますが・・・。
ミシンに必要な機能とは何?
どれが必要な機能なのでしょうか?
初心者に優しい機能、操作性を高める機能、品質を高める機能などがありますので自分のスキルと合わせて検討すると良いでしょう。
機能が付けば性能も良くなりますが、値段も上がります。予算が十分あれば別ですが、そうでなければ使わない機能まで求める意味はありませんよね。
意外かも知れませんが、プロが使用するミシンは実にシンプルなタイプが多いです。パワーはありますが、無駄な機能は省いています。
でもそれは、知識やスキルがありマニュアル設定できるからこそ選択できる事です。逆に言えば素人には使いづらく感じることでしょう。
例えば「模様縫い」などは必要に応じて選べば良いですし、「タッチパネル」「音声ガイド」などは、あれば便利なものの品質に影響されるものではありません。
「静音設計」などは、特に騒音に困る方のみ気にすればよいでしょう。
この先は品質に影響する機能や、合ったら便利な機能についていくつかピックアップします。
自動糸通し
初心者に多いミシンの使い方のトラブルで、ダントツで聞くのが糸のかけ間違いです。ミシンは上糸と下糸のテンションのバランスで縫っていきますので、糸カケを間違えると上手く縫えません。
その為、各メーカーは糸カケの手順を矢印で案内したり、自動で糸を通せるなどの工夫をしています。よほど安価な物でない限り、ほとんどのミシンにある機能です。
自動糸調子
同じく初心者がつまづくポイントとして多いのが糸調子合せです。選んだ生地や糸によっては糸調子のバランスが取れないことがよくあります。
家庭用ミシンの場合は、上糸で調整するのですが、理屈が分からないと合わせ難いかも知れませんね。
また、縫製自体はかろうじて出来ているように見えるものの、よく見ると糸が絡まっていないという事例も、この調整の問題です。
自動糸調子付きのミシンは、布の厚みや素材によって自動的に糸調子を合わせてくれるので、初心者にはできたら付けたい機能です。
詳細記事:ミシン糸調子の合わせ方
縫い目の長さ調整
手縫いの際は、丈夫に縫う時は本返し縫いなどを行いますよね。ミシンの場合は縫製する箇所によって縫い目の長さを調整します。
高いミシンは、この間隔が自由に変えられますが、安いミシンは縫い目の長さが1~3パターンくらいの固定になります。
どうしてもという訳ではありませんが、出来れば3パターンくらいあると使いやすいでしょう。
裁ち目かがり
布の裁断面は、そのまま放置するとほつれてくるため、ほつれ止めを行います。
ロックミシンを持っている方はロックで行うのが一番良いのですが、持っていない方はジグザグミシンで対応します。裁ち目かがりとはジグザグ縫いを進化させたもので、普通のジグザグよりもしっかりとかがることができます。
お値段が高くなれば、他にも縫い目が増えますので、アップリケ付けや、おしゃれなステッチなど、必要に応じて選ぶと良いでしょう。
詳細記事:ジグザグ縫いと裁ち目かがりの違いとは
自動糸切り
縫製後、自動で糸を裁断してくれる機能です。
これに限っては、ミシンを頻繁に使う人にはなくてはならない機能ですが、使用頻度の低い方にはなくても良いでしょう。
詳細記事:自動糸切りはどういう人に必要なの?
フットコントローラー
縫製の開始・停止・スピード調節を、手元のスイッチで行うか、足踏みペダルで行うかの違いとなります。
椅子に座って作業をする方は、両手が開くので便利です。正座してミシンをかける方には必要ありません。
後からオプションで購入できる機種もありますが、安価なミシンはジャックが無い場合もありますので注意しましょう。
詳細記事:フットコントローラーは合った方が良いの?
押さえ圧調整
押え金の圧力を切り替える機能です。
高価なミシンは無段階で調整出来ますし、安価なタイプは調整が出来ません。
生地の種類や厚みによって上手く生地を送らない場合に、圧力を調整します。
薄い生地や厚い生地、又はラミネートやニットなど、特殊な生地を縫製する際には、欲しい機能です。
詳細記事:ミシンの押え圧調節機能は必要なの?
どこのショップで買うのがおすすめ?
安く購入するならネットショップ、アフターサービスを重視するならば最寄りのお店が安心でしょう!
ただネットショップでも、訳あって高いお店もあるので気を付けましょうね。
ミシンは複数の販売網がある代表例
例えばアップルの製品などはどこで購入しても、そんなに値段のバラツキはありませんよね。
一方ミシンの場合は、メーカの希望小売価格に対し、驚くような値引きで売られていることがあります。
もともとミシンは、複数の販売チャネルがあるアイテムの代表的な例です。
直営店、代理店、カタログ通販、訪問販売、テレビショッピング、ネットショップなど様々な販売網があります。
全て微妙に中身を変えて型番も変えていますので、容易に価格や性能比較が出来ないようになっています。
ロゴの色だけを変えて、別型番で販売していることも普通にありますよ。
価格優先かアフターサービス優先か?
価格だけを重視するならば、どうしてもネットショッピングが一番安くなります。
一方「初心者なので最初はいろいろ聞きに行きたいな~」と言う方は、最寄りの手芸店など実店舗が安心でしょう。
大手の手芸店ではメーカーとタイアップしたオリジナルモデルもあり、比較的安くておすすめなモデルが多いです。
またネットショップを選ぶ際にも、売っておしまいのお店ではなく、専門スタッフが常駐したサポートのしっかりしたお店を選ぶと良いです。
「安心して修理を頼めるお店」で詳しく紹介しますが、壊れた時のことも頭の片隅に置いた方が良いでしょう。
なお、先に紹介した販売網の取り決めで、代理店(手芸店など)でしか販売できないモデルがあります。いわゆる「正規代理店のみ取り扱い機種」です。
特に高機能のミシンには、このように実店舗でしか購入できない機種が多いです。
こうしたモデルは公にネットショップで販売することはできません。ところが最近は普通にネットショップで販売されているケースがあります。こうしたショップは、正規の取引がないお店ですので、故障の際の対応も遅くなりますし、何より販売価格が高いです。
正規代理店のみお取り扱いの機種をお探しの場合には、ミシン専門のネットショップへ直接メールをして値引き価格を確認するのが賢い買い方になります。
あなたにおすすめのミシンはどれ
これで私に合ったミシンが探せそうです。
あくまでも一例ですが参考にしてください!
小物の作製しかしない方
ブラザーコンパクトミシン(PS202・PS203・PS205)
とにかく軽量でコンパクトなミシンをお探しの方にオススメです。
2万円を切る価格帯では、割と評判の良いモデルになります。縫い目の長さやふり幅も調整出来て、ステッチも20種類から選ぶことが出来ます。
しかし、大きなものを縫う方や、厚みのある生地、段差を乗り越えたりするするにはパワーに物足りなさもあります。
コンパクトミシンは軽い反面、安定性ではこのようなデメリットもあります。このクラスは縫製を楽しむと言うよりは、「なんとか形にする」という感覚での割り切りも必要でしょう。
品番の違いは色の違いで、PS202(ピンク)、PS203(ブルー)、PS205(ホワイト)になります。
入園入学グッズ作製がメイン(文字縫いが不要の方)
ジャノメ コンピュータミシン JP710
JP510・JP610・MP710など、いろいろ品番を変えて販売されていますが、ジャノメのロングランな定番ミシンの一台です。
もう長い期間売られており、この価格帯のミシンでは評判も概ね良好です。
スピードコントロールなどの初心者が欲しい機能をはじめ、押さえ圧の段階調整や7枚送り歯など機能的にも使いやすいミシンです。
JUKIフルサイズミシン HZL-G100B
プロが選ぶ工業用ミシンで定評のあるJUKIの家庭用入門モデルです。
これまで安価なミシンで、調子の悪さに悩まされてきた人にもオススメのミシンです。
そんなに多機能ではありませんが、BOX送りは布をしっかり送りますので厚みのある生地でも基本縫いが安定します。
ふところもフルサイズですので、大きなバッグ作りも楽にこなせます。ミシンに苦手な方もこのクラスになると少し安心できます。
入園入学グッズ作製がメイン(文字縫いが欲しい方)
シンガー モナミ「ヌウアルファ」SC315・317・350
シンガーはアメリカの老舗ミシンメーカーです。
モナミSC300系のシリーズは、自動糸調子や自動糸切り機能の付いた高性能モデルで、初心者でもストレスなくミシンを使うことが出来ます。
また、文字縫いも標準で出来ますので、入園グッズ作製には大変評判の良い機種です。
手書きと刺繍とでは、印象もガラリと変わりますからね・・
また特別モデルのSC315、317、350を選べば、糸切れ検知機能など便利に機能に加え、後付けで刺繍機を購入することも出来ます。本格的に刺繍を楽しみたくなった時にも嬉しいですね。
3タイプはそれぞれ、違うショップで売られています。
SC315:ミシン一番
SC317:ミシン買うならミシンジャパン
SC350:ミシンのオズ
ブラザー 刺繍ミシン parie
刺繍ミシンでは国内随一のブラザーの刺繍ミシンです。
カラー液晶パネルで操作性も高く、本格刺繍機の中では、お求めしやすい価格帯で初心者にもやさしいモデルです。
内臓クラフト刺繍も80種類と豊富で、10×10の刺繍枠に対応しています。
こちらのミシンのもう一つの特徴は、作家さんのオリジナル刺しゅうデータが付属している事です。
可愛らしい刺繍にハマルファンも多いではないでしょうか・・入園グッズも差別化できる作品が出来上がる事でしょう。
自動糸調子や自動糸切機能もありますので、普通のミシンとしても十分な機能を備えており、安心の一台です。
お洋服作りをもっと楽しみたい方
これから本格的に洋裁を始めたい方は、職業用ミシン+ロックミシンの複数持ちも視野に入れると良いでしょう。
既製服などとも遜色のない洋裁が楽しめます。
例えば下記で紹介する組み合わせで、17万円程度で購入できます。
作品のクオリティーが格段に高まりますよ。
こちらはJUKIの職業用ミシンです。ユザワヤモデルでお値打ちに購入できます。
TL-30SPが原型ですので、自動糸切りも出来ますし、工業用針仕様なのが嬉しいポイントです。(送り歯を下げるドロップフィード機能はありません)
下はベビーロックのロックミシンです。上記と同じくユザワヤモデルでお値打ちに購入できます。
お洋服を作りたい場合には、2本針4本糸が必要です。衣縫人は差動送りや自動糸通しなどの機能が付いた、人気の売れ筋モデルです。
自動糸調子は付いていないので、必要な方は糸取物語を検討すると良いでしょう。
最後に・・・
今回は、いろいろな使い方を想定したミシンの選び方をまとめてみました。
私自身は、普段は工業用ミシンや職業用ミシンをメインで使用し、家庭用ミシンは20年以上前に購入したものをたまに引っ張り出してきて使う程度です。
古いミシンでもしっかりした作りのものは安定して使えます。
でも、今の最新型のハイエンドクラスのミシンは、実に高機能になりましたね。これまで工業用にしかなかった機能がどんどん詰め込まれて、はじめてミシンを使う方でも本当に難なくソーイングが出来るようになりました。
生地の段差も気にすることもありませんし、例えばボタンホール付けなんかでも、止まることなく自動で作製できます。
テクニックやノウハウなどは無くても、きれいな作品がどんどんできるようになるでしょう。
一台の高機能ミシンを選ぶのか、複数持ちにするのかは、保管スペースも影響しますが悩みどころとなるでしょう。
ミシンって本当にいろいろ合って、他のミシンに触れてはじめて自分のミシンの良さや悪さに気づくものです。
自分の手足となってもらう道具ですので、ミシン選びは慎重に行いたいですね。
それでは新しい相棒とともに素敵なソーイングライフを・・・